「東洋の魔女」と呼ばれ、金メダルを獲得した1964年東京オリンピック女子バレーボールで主将を務めた中村(旧姓：河西)昌枝さんが、10月3日にご逝去されました。生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。

 故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

＜公益財団法人日本バレーボール協会会長　羽牟裕一郎＞

中村(河西)昌枝さんの突然の訃報に接し、驚き言葉を失っております。ご家族皆様方のお悲しみをお察し申し上げますとともに、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。中村さんには生涯にわたり日本バレーの発展にご尽力いただきました。特に1964年の東京オリンピックでは、主将として全日本女子チームを金メダルに導くなど、日本バレーの礎を築くご活躍をされたと言っても過言ではありません。中村さんのご遺志に応えるべく、関係者一同、力を合わせて日本バレーを盛り上げてゆく所存でございます。

＜公益財団法人日本バレーボール協会強化事業本部長代理　荒木田裕子＞

中村（河西）昌枝さんの訃報を聞き、信じられない気持ちでいっぱいです。中村さんといえば、1964年東京オリンピックで金メダルを獲得した全日本女子バレーボールチームの主将で、当時のバレーボール人気を築いた立役者のお一人。現役を離れてからも、いつもバレーボール観戦に来ていただき、温かい声を掛けていただきました。本当にバレーボールを愛してくださった方で感謝しています。2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、聖火ランナーを務めたいと仰っていた事が今でも思い出されます。

＜全日本女子バレーボールチーム監督　眞鍋政義＞

オリンピックにおけるバレーボールの原点はまさに1964年の東京オリンピック。その当時「東洋の魔女」と呼ばれた全日本女子バレーボールチームの主将を務めた中村（河西）昌枝さんがご逝去されたことを知り、大変驚いています。先月、2020年の東京オリンピック招致が決定し、大変楽しみにしていたと思います。中村さんの想いやご活躍に恥じぬよう、日本バレーボール界を挙げて若手育成に取り組み、「東洋の魔女」の再現を目指します。心よりご冥福をお祈りいたします。