2013年10月13日
日本、アメリカを下して銅メダル獲得!! 第1回世界U-23女子選手権大会
「第1回世界U-23女子選手権大会」は10月12日(土)、ティフアナ(メキシコ)で大会最終日を迎え、日本は3位決定戦で、シニアナショナルチームも指揮するカーチ・キライ監督が率いるアメリカと対戦。セットカウント3-1(25-16、20-25、25-11、25-19)でアメリカを下し、見事銅メダルを獲得しました!
第1セット、序盤日本は鍋谷友理枝選手と橋本涼加選手のサイド攻撃や、伊藤望選手の速攻でリードを奪います。その後、高橋沙織選手のブロックや伊藤選手のサービスエースなどで得点を重ねた日本は、中盤アメリカに高さのある攻撃を決められる場面もありましたが、最後は途中出場した古賀紗理那選手がライト攻撃を決め、セットを先取します。このまま波に乗りたい日本でしたが、第2セットは一転、アメリカの高さに翻弄され、主導権を握られてしまいます。藤田夏未選手と古賀選手を2枚替えで投入しますが、連続サービスエースを許すなど、このセットを落としてしまいます。
第3セット、流れを変えたい日本は古賀選手をスタートから起用します。すると、その古賀選手のサイド攻撃やバックアタック、また森谷史佳選手のクイック攻撃も決まり、大きくリードを奪います。その後も鳥越未玖選手や高橋選手の好レシーブから途中出場・野村明日香選手が得点を重ね、セットを奪い返します。続く第4セット、田代佳奈美選手のブロックや古賀選手のサービスエースで6連続得点を奪った日本は、14-4と一気にリードを広げます。アメリカにブロード攻撃や高さのあるブロックを決められ、詰め寄られますが、島村春世選手のブロックが飛び出すと、最後は高橋選手が相手コートにスパイクを決め、全員バレーで見事勝利しました。
試合後、キャプテンの田代佳奈美選手は「アメリカは素晴らしいチーム。第2セット、アメリカにプレッシャーをかけられたが、第3セット以降、自分たちのリズムを取り戻すことができた。ファンの皆さんに感謝したい」と振り返り、また、大久保茂和監督は「厳しい試合だった。アメリカの選手たちは、素晴らしい才能を持ち、とても将来性があると思う。この大会を通じて、多くのことを学んだ。まだ道半ばなので、さらに成長していきたい」と総括しました。
同日行われた決勝戦では、準決勝で日本に勝利した中国が、ドミニカ共和国をストレート(25-21、25-20、26-24)で破り、世界U-23女子選手権大会の初代チャンピオンに輝きました。
本大会のMVPには、優勝した中国のキャプテンでセッター、姚笛(ヨウ,テキ)選手が選出され、日本の17歳・古賀紗理那選手がドミニカ共和国の17歳・ブライエリン・マルティネス選手とともに、ウィングスパイカー賞を受賞しました!
全日本U-23女子チームの選手たちに、たくさんのご声援ありがとうございました。
◆最終順位
1位: 中国
2位: ドミニカ共和国
3位: 日本
4位: アメリカ
5位: トルコ
6位: イタリア
7位: ブラジル
8位: ドイツ
9位: アルゼンチン、キューバ
11位: ケニア、メキシコ
◆個人賞
ベストセッター賞: 姚笛(ヨウ,テキ)(中国)
ウィングスパイカー賞: ブライエリン・マルティネス(ドミニカ共和国)、古賀紗理那(日本)
ミドルブロッカー賞: Yang Zhou(中国)、Zhang Xiaoya(中国)
ベストオポジット賞: ヘオセリナ・ロドリゲス(ドミニカ共和国)
ベストリベロ賞: ブレンダ・カスティージョ(ドミニカ共和国)
MVP: 姚笛(ヨウ,テキ)(中国)