HOME > NEWS > 全日本女子チーム・火の鳥NIPPON、ブラジルに敗れ銅メダル グラチャンバレー2013

NEWS

国際大会全日本女子チーム・火の鳥NIPPON、ブラジルに敗れ銅メダル グラチャンバレー2013

 

 「ワールドグランドチャンピオンズカップ2013(グラチャンバレー2013)」は1117()、東京体育館で女子大会最終日の3試合を行いました。火の鳥NIPPONは、FIVB世界ランキング1(2013107日現在)で今大会ここまで全勝の王者・ブラジルと対戦。ストレート(292725142518)でブラジルに敗れ、日本は銅メダル獲得で本大会を終えました。

 

 日本は木村沙織選手、石井優希選手、新鍋理沙選手、迫田さおり選手、岩坂名奈選手、セッターに中道瞳選手、リベロに佐藤あり紗選手というスタメンで臨みました。第1セット、中道選手のサービスエースなどで日本が先行し、リードを保ったまま2回目のテクニカルタイムアウトまで進みます。しかし日本のフェイントがブラジルにブロックされて1818の同点に追いつかれると、そこから試合は一進一退の攻防になります。何度もブラジルにセットポイントを奪われますが、石井選手、木村選手のスパイクで追いつく粘りのバレーを展開。しかし最後はブラジルに振り切られ、このセットを落とします。続く第2セット、リベロ・佐藤選手の執念のレシーブや、石井選手のサービスエースも飛び出しましたが、要所でブラジルに得点を挙げられ、2セット連取を許します。日本にとって後がなくなった第3セットは、長岡望悠選手、近江あかり選手、大竹里歩選手、そして江畑幸子選手を起用します。その江畑選手がスパイク、サービスエースなどで活躍を見せましたが、一度勢いに乗ったブラジルを止めることはできず、このセットで勝敗が決しました。

 

 なお日本のグラチャンバレーでのメダル獲得は、銅メダルを獲得した2001年大会以来、3大会ぶり2回目です。

 

 試合後、キャプテンの木村沙織選手は「いいところと課題があったので、来シーズンに生かしていきたい。ただ、今シーズンの集大成として、まとまったチームになってよかった」と語り、眞鍋政義全日本女子監督は「ブラジルはミスが少なく勉強になった。ブラジルには力負けした」と述べました。

 

 なお、同日行われたその他の試合では、アメリカとドミニカ共和国が対戦し、セットカウント31(2514251621252518)の末にアメリカが勝利。2005(4回大会)以来の銀メダル獲得となりました。また、タイとロシアの一戦では、セットカウント31(1825252225212523)でタイがロシアを下し、今大会初勝利を挙げました。

 

 全試合後に行われた表彰式では、個人賞が発表され、大会MVPにはブラジルのファビアナ・クラウジノ選手が選出されました。また日本の佐藤あり紗選手がベストリベロ賞を、中道瞳選手がベストセッター賞を、迫田さおり選手がウィングスパイカー賞第1位を、それぞれ受賞しました。

 

 

 計5日間に渡り行われたグラチャンバレー2013火の鳥NIPPONにたくさんのご声援をいただきありがとうございました。1119()からは男子大会が開幕します。引き続き、全日本男子チーム・龍神NIPPONにご声援をお願いします!

 

 

◆最終順位

1位:ブラジル               (勝点15/50)

2位:アメリカ                (勝点10/41)

3位:日本                   (勝点9/32)

4位:ロシア                 (勝点4/14/セット率0.615)

5位:タイ                    (勝点4/14/セット率0.385)

6位:ドミニカ共和国       (勝点3/14)

 

◆個人賞

・ウィングスパイカー賞第1位: 迫田さおり選手(日本)

・ウィングスパイカー賞第2位: オヌマー・シッティラック選手(タイ)

・ベストリベロ賞: 佐藤あり紗選手(日本)

・ベストオポジット賞: アルタグラシア・マンブル選手(ドミニカ共和国)

・ベストセッター賞: 中道瞳選手(日本)

・ミドルブロッカー賞第1位: ユリア・モロゾワ選手(ロシア)

・ミドルブロッカー賞第2位: プルームジット・ティンカオ選手(タイ)

MVP: ファビアナ・クラウジノ選手(ブラジル)

 

 

写真

»過去の記事一覧へ

NEWS