2013年11月23日
全日本男子チーム・龍神NIPPON、イタリアに敗れ、最終戦で勝利を目指す グラチャンバレー2013
「ワールドグランドチャンピオンズカップ2013(グラチャンバレー2013)」は11月23日(土)、東京体育館で男子大会の4日目を行い、龍神NIPPONは、FIVB世界ランキング3位(2013年10月7日現在)で、今大会、FIVB推薦国(ワイルドカード)の枠で出場しているイタリアと対戦。ストレート(25-16、25-21、25-21)でイタリアに敗れ、日本の初勝利は明日24日(日)の最終戦に持ち越しとなりました。
日本は米山裕太選手、越川優選手、石島雄介選手、筧本翔昂選手、横田一義選手、近藤茂選手、高橋賢選手というメンバーでスタート。途中には今村駿選手、清水邦広選手、福澤達哉選手らを起用し流れを変えようと試みますが、イタリアに傾いた流れを呼び戻すことはできず、第1セットを先取されます。続く第2セットはリベロの永野健選手と福澤選手を立ち上がりから起用。しかし日本は劣勢に立たされ、イタリアに得点を積み重ねられます。終盤に日本も連続得点を挙げて流れを一時引き寄せましたが、追いつくまでには至らず、2セット連取を許します。日本にとって後がなくなった第3セットも、攻守がかみ合わない場面が見られ、日本は一時2点差まで追いつく粘りを見せたものの、敗戦を喫しました。
試合後、清水選手は「自分自身のプレーができなかった。苦しい場面で決められないのが敗因。(明日対戦するイランは)アジアのチームというよりヨーロッパ型のチーム。選手のポテンシャルもヨーロッパ型。高いブロックを弾き飛ばせるスパイクを打てるようにやっていきたい。チャンスが来た時に点を取れたら勝てると思う。しっかりと一人ひとりが持っている物を全力で出し切りたい」と述べ、福澤選手は「何回かチャンスは作れたが、攻め切れなかった。サイド陣がせっかく繋がったボールを打てないといけない。(明日対戦するイランは)イタリアに勝ったり、世界の強豪とも引けを取らない相手。同じアジアとして負けられないので、しっかりと挑戦する気持ちで、気を抜かずに戦いたい」と最終戦での勝利を目標に掲げました。
なお、この日の第1試合、イラン対アメリカはイランがフルセット(28-26、19-25、19-25、27-25、18-16)でアメリカを下しました。またロンドンオリンピック決勝戦と同じカードとなった第2試合のロシア対アメリカは、こちらもフルセット(20-25、22-25、25-21、25-17、15-9)の末に、ロシアが勝利を収めています。
大会は4日目を終え、ブラジルのみ表彰台を決めました。また優勝争いは23日終了時点で3勝1敗の首位ブラジルと2位ロシア、2勝2敗で追う3位イタリアの3チームに絞られました。ブラジルは明日24日に行われる第1試合のイタリア戦で勝利を収めれば無条件で優勝が確定します。表彰台には、4位のアメリカまでの4チームが上る可能性があります。
日本は24日の最終戦に白星を懸けて臨みます。対戦相手は同じアジアで戦うイランです。最後まで、龍神NIPPONに熱いご声援をよろしくお願いします!
■男子順位表 (※11月23日終了時点)
1位:ブラジル (勝点10/3勝1敗)
2位:ロシア (勝点8/3勝1敗)
3位:イタリア (勝点8/2勝2敗)
4位:アメリカ (勝点6/2勝2敗)
5位:イラン (勝点4/2勝2敗)
6位:日本 (勝点0/0勝4敗)