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国際大会ブラジルが大会3連覇!全日本男子チーム・龍神NIPPONは6位で大会を終了 グラチャンバレー2013

 

 「ワールドグランドチャンピオンズカップ2013(グラチャンバレー2013)」は1124()、東京体育館で男子大会最終日の3試合を行いました。全日本男子チーム・龍神NIPPONは、FIVB世界ランキング12(2013107日現在)のアジア王者・イランと対戦。ストレート(172518251425)でイランに敗れ、日本は6位で本大会を終えました。

 

 日本は近藤茂選手、松本慶彦選手、山村宏太選手、福澤達哉選手、石島雄介選手、越川優選手、リベロに永野健選手というスタメンで臨みました。第1セット、相手のサーブミスで日本が先制しますが、徐々に調子を上げるイランに、得点を積み重ねられます。中盤、イランに連続サービスエースが飛び出し、点差を広げられると、日本は積極的なメンバーチェンジで流れを変えようと試みますが、そのまま第1セットを奪われます。第2セットは第1セット途中から出場したセッター・今村駿選手のトス回しが冴え、キャプテン・山村選手の速攻や福澤選手のバックアタックが決まります。一時日本に流れが傾いたかに思われましたが、その後は大きく得点差を広げられ、2セット連取を許します。何とか一矢報いたい第3セット、序盤はお互いに得点を取り合う一進一退の攻防を繰り広げます。松本選手のクイック、米山裕太選手のブロックなど日本のいいプレーも随所に出ましたが、イランのブロックやスパイクに攻め立てられ、最後はイランのサーブがネットインのサービスエースになり、日本はストレートでの敗戦を喫しました。

 

 試合後、キャプテンの山村宏太選手は「アジアの王者として来ているイランにストレートで負けたのは悔しい。これからオリンピックを目指すには、アジアのチャンピオンにならなければならない。今後どうやってイランに勝っていくかを考えていきたい。グラチャンを通して世界と戦って感じたことは、まだまだ自分たちの力が足りない部分が多かったということ。逆に通用した点もあったので、それを継続して力を出せるようにしていきたい」と話し、福澤達哉選手は「これだけたくさんのファンの皆さんが、どんな時でも応援してくださっているので、選手が下を向いていても仕方がない。ここからどれだけ巻き返せるかが勝負」と涙ながらに語りました。

 

 なお、同日の第1試合でブラジルとイタリアが対戦し、ブラジルがフルセット(25222522232520251511)の末に粘るイタリアを振り切り勝利。3大会連続4回目の金メダル獲得を果たしました。同時にイタリアの銅メダルも確定しました。また第2試合、銀メダルを懸けたロシアとアメリカの一戦では、ストレート(292725222519)でロシアが勝利を収め、銀メダルを獲得しました。

 

 全試合後に行われた表彰式では、個人賞が発表され、大会MVPには準優勝のロシアチームで活躍した218cmドミトリー・ムセルスキー選手が選出されました。

 

 女子大会から数えて計10日間、各地で熱戦が行われたグラチャンバレー2013に、たくさんのご声援をいただきありがとうございました。今大会終了を持って、2013年の国際大会シーズンは終わりますが、いよいよ今月末からは国内大会のシーズンとなります。1130()からはV・プレミアリーグ女子、127()からはV・プレミアリーグ男子が開幕するとともに、1211()15()には「平成25年度天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会 ファイナルラウンド」が東京体育館で開催されます。火の鳥NIPPON、龍神NIPPONの選手たちは、各所属チームに戦いの場を移すことになります。引き続き、バレーボールにたくさんのご声援をよろしくお願いします!

 

◆最終順位

1位:ブラジル    (勝点12/41)

2位:ロシア      (勝点11/41)

3位:イタリア     (勝点9/23)

4位:イラン       (勝点7/32)

5位:アメリカ     (勝点6/23)

6位:日本        (勝点0/05)

 

◆個人賞

・ウィングスパイカー賞第1位:      フィリッポ・ランザ選手(イタリア)

・ウィングスパイカー賞第2位:      ドミトリー・イリニフ選手(ロシア) 

・ベストリベロ賞:                       ファルハド・ザリフ選手(イラン)

・ベストオポジット賞:                   バラセ・デソウザ選手(ブラジル)

・ベストセッター賞:                     ブルーノ・レゼンデ選手(ブラジル)

・ミドルブロッカー賞第1位:          マックスウェル・ホルト選手(アメリカ)

・ミドルブロッカー賞第2位:          エマヌエーレ・ビラレッリ選手(イタリア)

MVP                                    ドミトリー・ムセルスキー選手(ロシア)

 


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