FIVBビーチバレーボールワールドカップファイナル2013男子大会、日本代表は昨年アジア大陸予選で力をつけた青木晋平(フリー)と、ビーチバレーボール歴は浅いが国内最長身である小川将司(NPO法人ソシオ成岩(ならわ)スポーツクラブ)の2人が出場した。
第1戦はブラジル代表のAlison/Emanuel組との対戦。初のビーチバレーボール国際試合ということもあり、小川将司は緊張を振り払えないまま試合に臨んだ。開催国のアドバンテージを受けるブラジルのブロックに捕まるなど終始リードを許し、セットカウント0－2で完敗した。
2戦目以降は青木晋平が経験値の高さで小川をバックアップするものの、各試合終盤の失点が響き、スイスのChevallier/Gabathuler組、ベネズエラのJackson/Leon組、そしてラトビアのPlavins/Smedins,J.組にいずれもセットカウント0－2で完敗、グループリーグPool Aを4位で終えた。
大会を通して小川が終始狙われレセプション(サーブレシーブ)、スパイク決定率が極端に低かったためこのような結果になったが、その部分を修正し、向上していけば強豪相手でも十分勝負できると感じた。また今大会の収穫として、青木のゲームメイクが随所に見られたことが挙げられる。試合結果こそ厳しいものだったが、課題が明確に見えたことは今後の日本代表にとって明るい材料となった。