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国際大会

第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)

試合結果

最終順位

1位 ロシア
2位 中国
3位 ポーランド
4位 イラン
5位 ブラジル
6位 アルゼンチン
7位 キューバ
8位 フランス
9位 ベルギー
10位 韓国
11位 フィンランド
12位 エジプト
13位 チリ
14位 メキシコ
15位 トルコ
16位 アメリカ
17位 日本
18位 チュニジア
19位 アルジェリア
20位 ルワンダ

日本の試合結果

7月6日 日本×アルジェリア 17-20位決定リーグ戦 第3戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝
3 25 25 25 - -
アルジェリア
1勝2敗
0 19 23 18 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 小野寺

太志 小野寺
太志
久原 翼 久原 翼
鈴木 祐貴 鈴木 祐貴 高橋 健太郎 高橋 健太郎 永露 元稀 永露 元稀 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、17-20位決定リーグ戦第3戦。FIVB男子ジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同34位のアルジェリアと対戦。昨日と同じスタメンで臨んだ日本は、試合開始からリズムよく得点。相手の強力なサイド攻撃に苦しみ、第2セットこそ25-23と接戦になったものの、見事アルジェリアを押し切って3戦連続のストレートで勝利し、17-20位決定リーグ戦全3戦を終えて3勝0敗。今大会の最終順位は17位となった。

 一昨日のチュニジア戦、昨日のルワンダ戦に続き、鈴木祐貴をサイドで起用、永露元稀と石川祐希がツーセッターというメンバーでスタート。第1セット、試合開始から石川が得点を重ねていくと、鈴木のサーブ、高橋健太郎のサーブを足がかりに連続得点をマーク。終盤の永露の活躍もあって、25-19という点差以上に楽な展開で第1セットを奪った。
 しかし、第2セットはスタートダッシュに失敗。相手の強力なサイド攻撃に、連続失点を許した。最大4点差まで離されてしまったが、日本は久原翼、石川、永露、鈴木らが活躍。それぞれのサーブでブレイク(サーブ権時の得点)に成功し、徐々に点差を詰めてついに逆転した。20点以降は互いにサイドアウトを奪い合う展開が続いたが、最後は相手のスパイクがネットに引っかかり、25-23。第2セットを連取した。
 第3セットも第2セット同様の立ち上がり。日本はサーブミスやスパイクミスが続き、アルジェリアにリードを許した。しかし、中盤から小野寺太志、高橋のサーブから連続得点を挙げ、相手を圧倒。セット終盤、小野寺が3本のブロックを決めて勝負あり。25-18で第3セットも奪った日本は、3戦連続となるストレート勝利を収め、今大会17位を奪取した。

○17-20位決定リーグ戦 最終順位
17位:日本 (17-20位決定リーグ戦…勝点9、3勝0敗)
18位:チュニジア (17-20位決定リーグ戦…勝点6、2勝1敗)
19位:アルジェリア (17-20位決定リーグ戦…勝点3、1勝2敗)
20位:ルワンダ (17-20位決定リーグ戦…勝点0、0勝3敗)

【コメント】

○本多 洋監督


「アルジェリアは非常にポテンシャルの高いチームで、攻撃力に苦しんだ。最後にブロックが出たことが勝因。(大会の全試合を終えて)1次リーグ戦がすべてだったのかな、という印象はあるが、最後の3試合は日本人らしいバレーボールができたと思う。今大会での経験をジュニア、ユニバ、シニア代表へとつなげていけたらと思う」


○キャプテン・久原 翼選手


「今日は、今大会の最後の試合。アルジェリアと対戦したが、30で勝利することができたのでよかった」


○石川祐希望選手


「危ない展開もあったが、最終的にはストレートで勝利できてよかった。個人的には、トスをうまくい上げられなかったところが心残り」


○矢野利紀哉選手


「今日の試合は勝ったが、内容はよくなかったと思う。ほかの参加チームからいろいろと学べたので、今後にそれを活かしたい」


○永露元稀選手


「最後の試合で勝ててよかったが、序盤はトスがうまく上げられず、悔しかった。(今日の試合でチーム内3番目の得点をマークしたことについて)得点はあげられたが、自分的には全然跳べてないと思った」

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7月5日 日本×ルワンダ 17-20位決定リーグ戦 第2戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝
3 25 25 25 - -
ルワンダ
2敗
0 10 20 14 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 小野寺

太志 小野寺
太志
久原 翼 久原 翼
鈴木 祐貴 鈴木 祐貴 高橋 健太郎 高橋 健太郎 永露 元稀 永露 元稀 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、17-20位決定リーグ戦第2戦。FIVB男子ジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同20位のルワンダと対戦。昨日と同じスタメンで臨んだ日本は、試合開始からルワンダを圧倒。第2セットこそやや拮抗した展開となったものの、ストレートで完勝した。17-20位決定リーグ戦第2戦を終えて2勝0敗。次戦は7月6日(現地時間)20時より、17-20位決定リーグ戦第3戦を同ランキング34位のアルジェリアと対戦する。

 昨日に続き、鈴木祐貴をサイドで起用、永露元稀と石川祐希がツーセッターというメンバーでスタートした。第1セット、試合開始から永露のサーブが走った日本は、ルワンダのミスもあり連続得点。8-2で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も高橋健太郎のクイック、石川と鈴木のサイドからのアタックで得点を重ねた。さらに途中投入された吉野雅人がブロック、山﨑貴矢がクイックとブロックを決めて、25-10で第1セットを奪った。
 続く第2セット、10-3といいスタートを切るが、身体能力にたけたルワンダにアタック、ブロックを決められ、点差を詰められてしまった。それでも、途中出場の平田亮介、石川の活躍で逃げ切ると、25-20でセットを連取した。
 しかし、楽な形でセットを奪ったことで気持ちが緩んだのかもしれない。第3セット、石川のアタックや小野寺太志のサービスエースなどでいいスタートを切ったかのように見えたが、後がないルワンダの逆襲を受け、一時はリードを奪われてしまった。この流れを断ち切ったのがキャプテンの久原翼。9-10の場面、レフトから連続得点を挙げると、チームはリズムを取り戻した。石川、小野寺の活躍などで5連続得点、4連続得点と連続ポイントを決めると、最後は相手がサーブミスを犯し、25-14で日本がこのセットを奪取。終始ルワンダを圧倒しストレート勝ちを挙げた。

【コメント】

○本多 洋監督


「ルワンダはとにかく一生懸命プレーしてくるチーム。私たちも一生懸命にプレーできたのはよかったと思う。サーブがよかったのが勝因。明日は最後の試合、ベストを尽くしたいと思う」


○キャプテン・久原 翼選手


「今日の試合は、自分たちのいい部分を発揮し、リードを作ることができた。ストレートで勝てて嬉しい」


○山﨑 貴矢選手


「序盤は少しだけよかったが、後半にいいプレーがあまりできなかった。明日はこの大会最後の試合、どこで出ても得点できるように頑張りたい」


○小野寺 太志選手


「サーブはよかった(サーブで3得点)が、ブロックであまり貢献できず、迷惑をかけてしまった。あと1試合、しっかり調整して、大活躍したい」


○吉野雅人選手


「勝ててよかった。個人としては途中投入でのプレーの難しさを改めて感じた。次はすぐに力を発揮できるように準備したい。明日は最後の試合、12人全員がいい気持ちで終わるように頑張りたい」

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7月4日 日本×チュニジア 17-20位決定リーグ戦 第1戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 25 25 25 - -
チュニジア
1敗
0 22 21 16 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 小野寺

太志 小野寺
太志
久原 翼 久原 翼
鈴木 祐貴 鈴木 祐貴 高橋 健太郎 高橋 健太郎 永露 元稀 永露 元稀 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、17-20位決定リーグ戦第1戦。FIVB男子ジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同14位のチュニジアと対戦。1次リーグ戦から、スタメンを入れ替え臨んだ日本は、序盤から攻撃が冴えて常にリードする展開に。第1セットこそ、一時は追い付かれたものの、第2セットと第3セットは終始リードする形で試合を運び、チュニジアにストレートで快勝した。17-20位決定リーグ戦第1戦を終えて1勝0敗。次戦は明日7月5日(現地時間)10時より、同ランキング20位のルワンダと17-20位決定リーグ戦2試合目を戦う。

 未来につなげる挑戦を、ということで日本はスタメンを入れ替えて試合に臨んだ。201cmのミドルブロッカーの鈴木祐貴をサイドで起用。加えて189cmとサイズのある永露元稀も起用し、石川祐希(187cm)との高いツーセッターでの戦いを選択した。その狙いはいきなり当たった。永露のトスから小野寺太志のクイックで先取点を奪うと、久原翼のライト攻撃、鈴木のアタックで加点。続けて石川のクロススパイク、ミドルブロッカー高橋健太郎のブロックと着実に得点を重ねた。永露以外全員得点という好調ぶりで、8-6と最初のテクニカルタイムアウトを奪った。高い身体能力が特徴のチュニジアにその後反撃を食らったが、終盤に集中力を高めて4連続得点を挙げると、最後は石川のアタックが決まり、今大会初めて第1セットを奪った。
 続く第2セットは、6-5からキャプテン久原がブロックとアタックで3連続得点を挙げた。チームに勢いを与えると、リードを保ったまま終盤へ。すると石川が20-18からの日本の5点をすべてを奪取。25-20でセットを連取した。
 第3セットも流れは日本のまま試合は進んだ。開始から連続得点を挙げ8-2で1回目のテクニカルタイムアウトを奪うと、途中出場の山﨑貴矢、平田亮介、吉野雅人もチームに貢献。チュニジアに反撃の機会を与えることなく、25-16でこのセットを奪った。この結果日本はストレートでチュニジアに勝利した。

【コメント】

○本多 洋監督 


「チュ二ジアは非常にポテンシャルの高いチームなので、難しい試合になると思っていた。中盤から終盤にかけて、ミスが出なったことが勝因。次戦も楽な戦いはできないと思うので、ミスのない日本らしいゲームを展開したい」


○久原 翼選手(キャプテン)


「今日のチュニジア戦は、特に第3セットに好守に渡って自分たちのいいところが出たと思う。勝利できてよかった」


○永露元稀選手


「今大会、初めてのスタメンだったが、足を引っ張ることなくプレーできてよかった。ツーセッターは高校でも何回かやっていたので、緊張なくプレーすることができた」


○平田亮介選手


「今大会初めて出場した。第2セットに出してもらった時は仕事ができなかったので、第3セットで挽回しようと思った。コートではみんなから声をかけてもらい、終盤にブロックで1点取れたのはよかった」


○鈴木祐貴選手


「(サイドでのプレーは)怖かったが、楽しくプレーできた。自分的にはミスもなかったので出来もよかったと思う。残り2戦もサイドで出る機会があると思うで、自分からトスを呼んでしっかり決めたい」

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6月30日 日本×キューバ 1次リーグ戦(B組) 第4戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝3敗
0 19 23 20 - -
キューバ
1勝2敗
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 秦 耕介 秦 耕介 鈴木 祐貴 鈴木 祐貴
高橋 健太郎 高橋 健太郎 大宅 真樹 大宅 真樹 久原 翼 久原 翼 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、1次リーグ戦第4戦。FIVB男子ジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同8位のキューバと対戦。2次リーグ進出に向けて、ぜひとも勝ちたい試合だったが、中盤から終盤にかけて、相手の高さとパワーに圧倒されると、ミスが出てしまい、ストレート負けを喫した。1次リーグ戦を終えて勝ち点2(1勝3敗)で1次リーグ戦B組の5位が決定。日本は、7月4日から行われる17-20位決定リーグ戦に回ることになった。次戦の相手は7月1日に1次リーグ戦の全日程が終了した時点で決定する。

 2次リーグ戦進出に向けて、負けられない戦いとなったキューバとの1次リーグ戦最終戦に挑んだ。久原翼のサーブでスタートした第1セット、日本らしい粘りの守備で相手の攻撃を2度凌ぐと、鈴木祐貴がブロックで幸先よく先取点を奪取。しかし、その直後から3連続失点、4連続失点と悪い流れとなり、3-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、何とか落ち着きを取り戻した日本は、キャプテンの久原、エース石川祐希の活躍で16-18と2点差まで追い上げた。しかし、キューバは慌てることなく得点を重ねた。最後は、日本が弾いたサーブレシーブをダイレクトで決められて、19-25で第1セットを落とした。
 続く第2セット、日本は鈴木の代わりに山﨑貴矢を投入。高橋健太郎のクイック、石川のサービスエースなどで勢いに乗ると、8-7でテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は一進一退の攻防戦となったが、23-24と先にマッチポイントを握られてしまった。ここで日本の選択は秦耕介のレフトアタック。しかし、最高到達点350cmのキューバのチャップマンのブロックにつかまり、23-25で続けてセットを奪われてしまった。
 第3セット、まずは石川のブロックアウト、軟攻で連続得点を挙げた。先にリードを奪ったが、7-5から3連続失点で逆転を許してしまった。その後、秦のアタック、山﨑のサービスエースなどで一時は逆転したが、キューバを崩すには至らず。キューバは高さを生かしたブロック(この日、日本は被ブロック14本)や強烈なアタックで日本から連続得点を奪うと、日本もミスを誘発。相手に傾いた流れを変えられず、20-25で第3セットを落とした。この結果、日本はストレートで敗戦を喫した。

【コメント】

○本多 洋監督


「キューバの高さ、スピードについていくことができなかった。キューバは素晴らしいチームだと思う。(1次リーグ4戦を振り返って)初戦チリ戦の入り方が残念だった。そこで敗れたことでチームが調子の波に乗ることができずに終わってしまったと思う」


○キャプテン・久原 翼選手


「今日はキューバの高さ、力強さに対応することができなかった。負けてしまい、非常に悔しい」

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6月29日 日本×アルゼンチン 1次リーグ戦(B組) 第3戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝2敗
0 21 17 19 - -
アルゼンチン
2勝
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 秦 耕介 秦 耕介 鈴木 祐貴 鈴木 祐貴
高橋 健太郎 高橋 健太郎 大宅 真樹 大宅 真樹 久原 翼 久原 翼 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、1次リーグ戦第3戦。FIVBジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同1位のアルゼンチンと対戦。2次リーグ進出に向けて、ぜひとも勝点を得たい試合だったが、好展開を作るものの、中盤から終盤にかけて引き離されてしまい、ストレート負けを喫した。これで1次リーグ戦1勝2敗。次戦は6月30日(現地時間)19時、同ランキング8位のキューバと1次リーグ戦最終戦を戦う。1次リーグ戦で現在勝点2の日本に対して、キューバの勝点は0。日本は明日の試合で勝利し、勝点2以上を獲得すれば、2次リーグ戦進出が決まる。フルセット負けの場合は勝点1の獲得となり、日本が試合がない1次リーグ最終日に行われるキューバ対チリ戦の結果を待つことになる(※)。セットカウント0-3もしくは1-3で敗れた場合、各組最下位との17-20位決定リーグ戦へ回る。

 1次リーグ戦最終戦となるキューバ戦を前に、勝点を奪って楽な状況にしたかった日本は、高い士気の中で試合を迎えた。第1セット、立ち上がりは先の2戦同様に連続失点の立ち上がりに。開始から、クイック、バックアタック、サイド攻撃とアルゼンチンならではの速く多彩な攻撃に翻ろうされ、1-4と苦しい出だしとなった。それでも日本は集中を切らさず、我慢のディフェンスをすると、石川祐希の攻守での活躍、秦耕介のサービスエース、久原翼のアタック、鈴木祐貴のクイックなどで連続得点を挙げ、10-9と逆転に成功。しかし、アルゼンチンに動揺はなかった。エースのサンチェスを軸にした攻撃で、中盤に立て続けに連続得点を奪われてしまう。結局、日本は第1セットを25-21で落とした。
 続く第2セットも同じような展開に。サーブミス、連続被ブロックで3-6とされてしまった。久原のアタック、高橋健太郎のサーブから大宅真樹のダイレクトスパイクなどで追い付くと、中盤までは拮抗した展開に。しかし、この大事なところでサーブレシーブが乱れてしまい、連続失点を喫した。最後は日本のスパイクミスが飛び出して第2セットも失ってしまった。
 第3セット、開始から日本は石川の強打と軟打、高橋のサービスエースなどでサイドアウトが続く展開に持ち込んだ。連続失点をしても、何とか挽回していった日本は15-16の場面から大宅のツーアタックと相手のアタックミスで逆転。昨日の再現か、と思われたが、勢いもここまで。19-20の場面から思わぬ5連続失点を喫し、19-25で第3セットを落としストレートでアルゼンチンに敗れた。日本の持ち味を見せて、健闘はしたものの、その差が縮まらず痛い1敗を喫した。

【コメント】

○本多 洋監督


「アルゼンチンの正確なスピードバレーについていけなかったことが、敗因のすべてだと思う。次戦のキューバは、高さとパワーが特徴。我々はテクニックを活かした巧いバレーを展開して、試合をコントロールできれば、いい試合になると思う」


○久原 翼選手


「勝負どころで自分たちからミスを出してしまい、相手に得点を与えてしまった。負けてしまって悔しい。もう後がないので、チーム一丸となって頑張りたい」

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6月28日 日本×トルコ 1次リーグ戦(B組) 第2戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝2敗
3 24 24 25 26 19
トルコ
1勝2敗
2 26 26 17 24 17

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 秦 耕介 秦 耕介 鈴木 祐貴 鈴木 祐貴
高橋 健太郎 高橋 健太郎 大宅 真樹 大宅 真樹 久原 翼 久原 翼 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、1次リーグ戦第2戦。FIVB男子ジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同27位のトルコと対戦した。好展開を作ったものの、第1セット、第2セットを僅差で落としてしまった日本は、第3セットを本来の多彩な攻撃を武器に相手を翻弄して奪うと、第4セットも奪取。一進一退の攻防が続いた第5セット、相手にマッチポイントを3度握られながらも凌ぎきり、セットカウント3-2で今大会初勝利を挙げた。これで1次リーグ戦1勝1敗。次戦は6月29日(現地時間)19時より、同ランキング1位のアルゼンチンと1次リーグ戦第3戦を戦う。

 前日の敗戦後、サーブレシーブ、ブロックフォローなどを入念に確認した日本だったが、第1セット開始から5連続失点といきなり追う展開に。それでも、石川祐希を中心に得点を奪っていくと、終盤には鈴木祐貴、秦耕介のサーブで相手を崩して、4連続得点を2度マーク。相手を追い込んだが、最後まで押し切ることができず、24-26で第1セットを失った。
 第2セット、相手のミスから得点を重ね、8-6と最初のテクニカルタイムアウトを奪った。このまま調子の波に乗りたい日本の前に待っていたのが、トルコの壁。サーブレシーブが乱れ、3連続ブロックを食らうなど、その高さに苦しむ。その後、トルコのミスもあって24-24とデュースに持ち込んだが、追い上げもそこまで。24-26で第2セットも落として、後がない状況となった。
 しかし第3セット、日本はついに目を覚ました。石川のブロックアウトで先取点を奪うと、直後に秦、鈴木が相手のお株を奪う連続ブロックを決めた。サイド攻撃に加えて、クイック、バックアタックと攻撃も冴えたことで、相手のブロックを散らすことに成功。セット中盤、大宅真樹のサーブから5連続得点をあげて一気に点差を離すと最後は鈴木のクイックで25点目を奪い、25-17で今大会初めてセットを奪取した。
 第4セット、日本はキャプテン久原翼の貢献もあって、終始リードする展開に。終盤、トルコの反撃にあってデュースとされるが、最後はエース石川が永露元稀のトスを決めて26-24とし、セットカウント2-2とタイに持ち込んだ。
 勝負の第5セット、序盤はサイドアウトが続く展開。秦、石川、高橋健太郎が集中力を切らさずに着々と得点をあげていくと、日本は先にブレイク(サーブ権時の得点)に成功してリードを奪った。しかし、またもトルコの高さが日本を苦しませた。2本のブロックで逆転されると、トルコのマッチポイントに。しかし、今日の日本の集中力は高かった。秦のブロック、石川のアタックなどで3度のマッチポイントを凌ぐと17-17に。ここでトルコにこの日2回目の警告が与えられ、日本に得点が入った。最後は石川がレフトから値千金の一発を決め、19-17。セットカウント3-2で今大会初勝利を挙げた。

【コメント】

○本多 洋監督


「トルコは、ブロックとレシーブの関係のいいチームという印象だった。今日は、そのブロックを利用したバレーを展開したいと考えて戦った」


○久原 翼選手(キャプテン)


「昨日の試合の悪かったところをしっかり修正できた。先に2セット取られたが、『周りを信じて絶対に勝とう』という諦めない気持ちで戦った」


○高橋 健太郎選手


「自分は全然仕事ができなかったが、チームが勝ててよかった。今日負けたら、明日以降の戦いがかなり厳しくなってしまうので、気合いを入れなおして頑張った」


○石川 祐希選手


「フルセットの試合で危ないところもあったが、勝ててよかった。第12セットは自分のプレーができなかったが、それ以降は多少よかったかなと思う。第3セット以降、しっかり1本目を拾えたので、攻撃の幅が広がって相手のブロックを散らすことができた」


○秦 耕介選手


「とても緊張した。第12セットは自分たちのミスで落としてしまったが、それで吹っ切れた。切り替えて、第3セットからしっかり拾っていく、自分たちのバレーができた」

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6月27日 日本×チリ 1次リーグ戦(B組) 第1戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1敗
0 21 21 22 - -
チリ
1勝
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 小野寺

太志 小野寺
太志
秦 耕介 秦 耕介
久原 翼 久原 翼 高橋 健太郎 高橋 健太郎 大宅 真樹 大宅 真樹 矢野

利紀哉 矢野
利紀哉
(リベロ)

【戦評】

 第13回世界ユース男子バレーボール選手権大会(U-19)、1次リーグ戦第1戦。FIVBジュニア・ユース世界ランキング14位の日本は、同20位のチリと対戦した。日本は試合を通じて相手サーブに苦しみ、本来のよさを発揮できず、ストレートで初戦を落とした。次戦は6月28日(現地時間)12時より、同ランキング27位のトルコと対戦する。

 第1セット、日本は開始直後にレフト石川祐希が連続得点。4-5の場面で、セッター大宅真樹との交代で永露元稀をコートに入れて、石川との2セッターにするなど、攻撃の姿勢を見せていく。しかし、チリは強烈なサーブでリズムを作ると、クイック、高さを生かしたブロックで着実に得点を重ねた。対する日本は、秦耕介、久原翼がサイドから、高橋健太郎がクイックから得点を奪って盛り返していくが、大事なところでミスが出てしまい、21-25で第1セットを失った。
 第2セット、流れを変えたい日本はスタートから201cmと高さのある鈴木祐貴を起用。石川、久原の活躍もあって、序盤こそ拮抗した展開を作ったものの、サーブレシーブのミスから連続失点すると、最後までその差を縮めることができず、21-25でチリに2セット連取を許した。日本は第2セットを落としはしたものの、その中で鈴木は中盤にきれいなクイックを披露。高さだけでなく、器用さも持ち合わせていることを見せ付けた。
 第3セット、第2セット同様に中盤までは競りあう展開となったが、中盤で痛い4連続失点。これで流れはチリに傾いてしまう。何とか一矢報いたい日本は石川、久原らがサイドから得点を奪ったが、チリの集中力を切らすことはできず、22-25でこのセットをチリに奪われた。この結果、日本はストレートで本大会初戦を落とした。

【コメント】

○本多 洋監督


「ディフェンス面、特にサーブレシーブが悪かった。チリのサーブは試合を通じてよかった。それを返したかったが、難しかった。明日の試合に向けて、しっかり修正したい」


○久原 翼選手(キャプテン)


「初戦ということもあり、チームに硬さが出ていて、それが最後まで残ってしまった。そのため、自分たちのバレーボールができなかった。(次戦に向けて)サーブレシーブをしっかり返したい。日本は身長があるわけではないので、1本目をしっかりしたい」

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