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国際大会

2011世界ユース女子選手権大会

試合結果

最終順位

1位 トルコ
2位 中国
3位 セルビア
4位 ポーランド
5位 ドイツ
6位 ブラジル
7位 日本
8位 アルゼンチン
9位 アメリカ
10位 スロバキア
11位 イタリア
12位 メキシコ
13位 タイ
14位 エジプト
15位 プエルトリコ
16位 アルジェリア

個人賞

ベストスパイカー 堀江彩
ベストセッター 丸田佳穂

日本の試合結果

8月21日 日本×アルゼンチン ファイナル 7-8位決定戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 25 25 25 - -
アルゼンチン 0 22 20 17- -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 野村

明日香 野村
明日香
中屋 香澄 中屋 香澄
土井

さくら 土井
さくら
伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
堀江 彩選手 (1試合で20得点)
中屋 夏澄選手、伊藤望選手 (1試合で11得点)
野村 明日香選手 (1試合で9得点)

○試合の概要 
大会最終日、アルゼンチンとの7位決定戦に臨んだ日本は攻守ともに練習の成果を存分に発揮し、最終戦をベストゲームで締めくくった。
第1セットの出だしからサーブで積極的に攻め、日本が主導権を握った。中盤には堀江彩(建国高)の連続サービスエースなどでアルゼンチンを突き放した。昨日のドイツ戦ではレセプションからの攻撃が決まらず苦戦したが、この試合ではセッターの丸田佳穂(九州文化学園高)が攻撃陣を巧みに使い、第1セットを先取した。
第2セットに入っても日本が優勢。10-11からまたも堀江のサーブが効果的に決まり、相手のミスを誘った。伊藤望(九州文化学園高)の攻撃も立て続けに決まり、さらに得点を重ねた。終盤に入っても、好調の堀江がスパイクでも得点を量産。最後はレフトから土井さくら(秋田北高)が決め、第2セットも日本が連取した。
第3セットも日本のサーブが走った。野村明日香(九州文化学園高)、中屋夏澄(京都橘高)のサービスエースや、伊藤、野村のブロックで日本が終始リードを保ち、堀江のスパイクでマッチポイントへ到達。最後もライトから堀江が決め、25-17、最終戦をストレート勝利で飾り、最終成績を7位とした。

【コメント】

半沢 一郎監督:
この結果をとても嬉しく思う。今日の試合は完璧に近いものだった。課題としていたレセプション(サーブレシーブ)からのコンビも素晴らしく、選手たちがよく頑張った。サポートしてくれたスタッフにも感謝したい。難しい試合が多かったが、大会を通して選手たちにとって非常にいい経験となった。


伊藤 望選手:
結果は7位だったが、最後にチームとして頑張っていいプレーができて勝てて終われてよかった。昨日の試合で悪かったサーブレシーブからのコンビも、今日はよく決まった。個人的にもこの経験を生かし、日本に帰ってからも頑張りたい。


土井 さくら選手:
サーブレシーブがしっかり返ったのでコンビがよく決まった。このチーム、このメンバーで臨む最後の試合なので絶対に勝ちたかった。うまくいかず悔しいこともあったが、チーム一丸になれれば勝てると実感した。この経験を今後に生かしたい。

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8月20日 日本×ドイツ セミファイナル(5-8位)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 1 24 14 26 21 -
ドイツ 3 26 25 24 25 -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 野村

明日香 野村
明日香
中屋 香澄 中屋 香澄
土井

さくら 土井
さくら
伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
中屋 夏澄選手 (1試合で13得点)
堀江 彩選手 (1試合で12得点)
伊藤 望選手 (1試合で11得点)

○試合の概要 
1次リーグではフルセットで勝利したドイツとの再戦。
まずは日本が丸田佳穂(九州文化学園高)のサーブで主導権を握った。開始早々に4連続得点を挙げ、幸先いいスタートを飾ったが、その後ドイツも反撃、24-24となり第1セットからデュースへ突入。ネットにかかったサーブが日本コートに落ち、第1セットは24-26で競り合いながらも失った。
第2セットもドイツが優勢。相手のサーブに揺さぶられ、日本は守備の連携時にミスが生じた。その隙を逃さず、中盤、終盤に連続得点を挙げたドイツが14-25と大差をつけて第2セットも連取した。
第3セットに入り、ようやく日本も反撃を開始。まずは丸田のサービスエースで先制し、その後も野村明日香(九州文化学園高)も2本のサービスエースで続いた。第1セットと同様にデュースへともつれ込んだが、堀江彩(建国高)のライトからのスパイクでセットポイントとし、最後は伊藤望(九州文化学園高)のブロックで第3セットを奪取した。
第4セットも中屋夏澄(京都橘高)の攻撃が決まり、日本が先行したが、すぐさまドイツも得点を返した。我慢の展開を強いられる中、日本も粘ったが最後はドイツのブロックに阻まれ、1-3で敗れた。
大会最終日の明日は、アルゼンチンと7位決定戦で対戦する。

【コメント】

半沢 一郎監督:
同じ相手と二度対戦する難しさを実感した試合だった。レセプションが崩れてしまったことも敗因。今日の試合はチームにとって、非常にいい経験となった。明日は最後の試合なので、しっかりと勝利したい。


丸田 佳穂選手:
悔しい、のひと言。同じ相手と対戦するやりにくさはあったが、自分たちが新しく対策を立てるなど、前回と特に変わった面はなかった。ドイツのサーブが強く、レセプションが崩れてコンビが組めなかった。明日までに切り替えて、最後の試合に向け、絶対にチームを立て直したい。

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8月18日 日本×ブラジル 2次リーグ(F組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2次 1勝2敗
3 25 26 15 25 -
ブラジル
2次 1勝2敗
1 23 24 25 15 -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 野村

明日香 野村
明日香
中屋 香澄 中屋 香澄
土井

さくら 土井
さくら
伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
中屋 夏澄選手 (1試合で14得点)
堀江 彩選手 (1試合で12得点)
野村 明日香選手 (1試合で11得点)

○試合の概要 
 2戦2敗と苦しい中で迎えた2次リーグ最終戦、昨日の敗戦を糧に、日本は前回王者のブラジルに3-1で勝利した。
開始早々から狙い所を明確にしたサーブでブラジルの攻撃を絞り、ブロックでワンタッチを取り、レシーブで繋いだ。試合前の策がピタリと当たり、ブラジルの立ち上がりを狂わせる。ミスを連発するブラジルに対し、日本はリベロの金田紗椰(駿台学園高)がコート中を走り回ってボールを拾い、サイドの堀江彩(建国高)、土井さくら(県立秋田北高)、中屋夏澄(京都橘高)がレフト、ストレートにコースを打ち分けたスパイクで得点を重ね、中屋のスパイクでセットポイントとすると、最後はブラジルのスパイクミスで第1セットを先取した。
続く第2セットも日本は丸田佳穂(九州文化学園高)のサービスエースを皮切りに6-1とブラジルを突き放した。しかしここからブラジルの猛追に合い、逆転されてしまった。だが消極的なプレーが目立った昨日のセルビア戦とは打って変わって、各々の役割を徹底した積極的なプレーで13-19と6点差を背負った場面から野村明日香(九州文化学園高)の2本のサービスエースや土井のスパイクで9連続得点し、22-19と逆転に成功。デュースへもつれこみながらも、伊藤望(九州文化学園高)がブロック、スパイクで連続得点し、第2セットも連取した。
第3セットはブラジルのサーブに揺さ振られ10点差をつけられて失ったが、第4セットは金田のレシーブで再び日本が波に乗った。強打や軟打を全員でつなぎ、中屋、堀江、伊藤が相手ブロックにも臆さず挑む。野村のブロックでマッチポイントに到達すると、最後は丸田のサーブで崩したところを野村が決め、3-1でブラジルに勝利した。
この結果、1勝2敗で2次リーグ(F組) 4位となり、セミファイナル(5-8位)進出が決定し、休息日を挟み、20日にドイツと対戦する。

【コメント】

半沢 一郎監督:
ブラジルに勝つことは日本のバレー関係者にとっては夢であり、それが叶ってとても嬉しい。全体的にレシーブが素晴らしく、特にリベロの金田の活躍なくしてはこの勝利はなかった。残り2戦を勝てば選手たちにとって大きな力になる。気持ちを引き締めて次戦に臨みたい。


金田 紗椰選手:
セルビア戦で何もできずに終わったので、ブラジル戦では攻撃で頑張ってくれている仲間の分も、絶対に自分が拾わなければならないと思い試合に臨んだ。残り2戦も絶対に勝って5位になり、最後を締めくくりたい。


中屋 夏澄選手:
2次リーグのポーランド、セルビア戦では自分が決められなくて負けたので、これまでの試合の分も絶対に得点したかった。守備でも、自分が拾えば勝てると思いながら戦った。残りの2戦も必ず勝利したい。

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8月17日 日本×セルビア 2次リーグ(F組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2次 0勝2敗
0 17 12 20 - -
セルビア
2次 2勝0敗
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 野村

明日香 野村
明日香
中屋 香澄 中屋 香澄
土井

さくら 土井
さくら
伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

2次リーグ第2戦、セルビアとの一戦は日本にとって厳しい戦いとなった。
第1セットの立ち上がりから、セルビアのブロックに攻撃を阻まれ日本にとっては苦しい状況が続いた。ブロックを抜いたボールはレシーブから切り返されて連続失点を喫し、さらにサーブでも攻め込まれるなど試合の主導権は完全にセルビアが握る展開に。何とか立て直したい日本だったが、現在得点ランキング6位につける伊藤望(九州文化学園高)には常に3枚ブロックがつく厳しい状況を打破できず、突破口を見いだせないまま17-25で失った。
第2セットもセルビアが開始早々に5連続得点を挙げ、日本はなかなかチャンスがつくれなかった。大差をつけられた中でも伊藤、野村明日香(九州文化学園高)のサーブなどで得点を返したが、余裕を持ってプレーするセルビアとの差は縮まらず、12-25で第2セットも与えてしまった。
日本らしさがようやく見えたのは第3セット、リベロの金田紗椰(駿台学園高)を中心に、つなぎのバレーで日本が盛り返した。セッターの丸田佳穂(九州文化学園高)のトスをサイドから中屋夏澄(京都橘高)が決め、セルビアを追いかける。しかし迫ったところでまたもセルビアのブロックが壁となってそびえ立ち、最後もこの試合17本目となるブロックポイントでセルビアが25点目に達し、セットカウント0-3で敗れた。
2次リーグ最終日の明日(8月18日)は、ブラジルと対戦する。

【コメント】

半沢一郎監督:
プレーに思い切りの無さが目立ち、ミスにつながった。リードを得た相手が強気で攻めてくるのに対し、こちらはリードされて弱気になった。気持ちを切り替え、明日のブラジル戦は自分たちのバレーで勝負したい。


堀江彩選手:
セルビアは高いだけでなくミスも少ないチームで、相手の圧力、迫力に怖気づいてしまった。たくさんの声援をいただいたのにこんな試合をしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱい。応援してくれる人たちのためにも、明日は気持ちを切り替え、チーム1つになってブラジルに勝利したい。

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8月16日 日本×ポーランド 2次リーグ(F組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2次 0勝1敗
1 23 17 25 20 -
ポーランド
2次 1勝0敗
3 25 25 21 25 -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 野村

明日香 野村
明日香
中屋 香澄 中屋 香澄
土井

さくら 土井
さくら
伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
伊藤 望選手 (1試合で17得点)
中屋 夏澄選手 (1試合で14得点)
堀江 彩選手 (1試合で12得点)

○試合の概要 
 2次リーグ初戦、ポーランドと対戦した日本は前節のタイ戦で負傷交代した朝日優衣(県岐阜商高)がスタメンから外れ、ミドルに野村明日香(九州文化学園高)、レフトに中屋夏澄(京都橘高)が入る新たな布陣で臨んだ。
期待に応え、まず中屋が試合開始早々にレフトからのスパイクとサービスエースで連続得点する。続いて野村もブロック、クイックで得点を挙げ、9-8と日本がリード。しかしポーランドは高さのあるブロックだけでなく、コート奥を狙ったスパイクやサーブで日本を揺さぶり、連続得点。対する日本は、ここから逆転というところで手痛いサーブミスが生じ、チャンスを生かしきれない。21-21からポーランドに3連続失点を喫し、第1セットは競り合いながらも25-23で落としてしまった。
第2セットもポーランドが先行。追う日本は第1セットに続いて中屋のサービスエースや、伊藤望(九州文化学園高)がマークの厳しい中でも決め切り、10-18と8点差をつけられた中、1点ずつ取り返した。ベンチから声で鼓舞した辻村夏子(共栄学園高)がピンチサーバーとして登場し、サービスエースを取る場面もあったが、序盤の失点が響き、第2セットもポーランドに与えてしまった。
第3セットに入ると、ようやく日本が盛り返した。野村のサービスエースや伊藤、堀江彩(建国高)の攻撃が次々決まり、6-2と序盤にポーランドからリードを奪った。しかしここからポーランドも粘りを発揮、両者が得点を取り合い17-19と日本は2点のビハインドを背負った。苦しい状況下ではあったが、司令塔の丸田佳穂(九州文化学園高)は落ち着いて攻撃陣を使い、要所で伊藤のブロックが飛びだした。粘りのバレーがポーランドのミスを誘い、第4セットは25-21で日本が奪取した。
第4セットも伊藤、堀江の攻撃が決まり、日本が先行した。しかし中盤以降、緩急をつけてコースを打ち分けてきたポーランドのサーブが返らず連続失点。追い込まれてからも伊藤の攻撃などで追い上げたが、あと一歩届かず、セットカウント1-3、今大会初黒星を喫した。
2次リーグ第2戦の明日(8月17日)は、セルビアと対戦する。

【コメント】

半沢 一郎監督:
新たな布陣で臨み、慣れない状況の中ではあったがいい経験ができた。それだけにサーブミスやチャンスボール返球のミスが痛かった。負けた悔しさを味わい、チームとして勝負する実感が選手の中に出てきたことをプラスに捉え、明日も強いサーブを打つことを意識してヨーロッパ勢に挑みたい。


野村 明日香選手:
相手の流れにひきずられてしまい、自分たちのペースに持ち込むことができなかった。ラリー中に自分がもっと攻撃を決められれば、全体が楽に回せたのではないかと悔いが残った。明日もブロックの高いチームとの対戦なので、ブロックを引き付けるよう動いて勝利に貢献したい。

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8月14日 日本×タイ 1次リーグ(D組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝0敗
3 25 25 25 - -
タイ
0勝3敗
0 16 23 20 - -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 高橋 知子 高橋 知子 土井

さくら 土井
さくら
朝日 優衣 朝日 優衣 伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
堀江 彩選手 (1試合で13得点)
朝日 優衣選手、野村 明日香選手 (1試合で11得点)
伊藤 望選手 (1試合で10得点)

○試合の概要 
2戦2勝と1次リーグ最終戦を最高の状態で迎えた日本。イタリア、ドイツを撃破した勢いと強さはタイ戦でも存分に発揮された。
第1セット、日本は朝日優衣(県岐阜商業高)のジャンプフローターサーブでタイのミスを誘い、チャンスボールをレフトから土井さくら(県秋田北高)が立て続けに決め、4-6から一気に10連続得点。大量リードを得た後も、丸田佳穂(九州文化学園高)のサービスエースや髙橋知子(八王子実践高)のブロックでタイを寄せ付けず、25-16で先取した。
第2セットも序盤は日本のペースで試合が進んだ。堀江彩(建国高)がサーブ、スパイクで得点し、中盤までは日本がリード。しかしメンバー交代を繰り返し、サーブや攻撃を変えてくるタイの追い上げを許し、16-18と逆転されてしまった。だがここでも日本は伊藤望(九州文化学園高)がセンターからの攻撃、ブロックで連続得点し、さらに土井、堀江が続いた。20-20からの4連続得点でタイを再逆転した日本が、苦しみながらも第2セットも連取した。
第3セットはタイが盛り返し、日本は追う展開に。朝日のスパイクやサーブで一時は同点としたが、タイのブロックに捕まり再びタイがリード。しかし日本は13-16から堀江のサービスエースや伊藤のブロックなどで逆転に成功。伊藤、野村明日香(九州文化学園高)がセンターから決め、最後は野村のブロックで25-20、タイをストレートで退けた。
日本はこれで1次リーグ(D組)を3戦3勝で終え、D組の1位通過が決定。2次リーグはF組となり、16日にポーランド、17日にセルビア、18日にブラジルと対戦する。

○2次リーグ日本の対戦スケジュール  ※時間は現地時間
8月16日(火) 20:00 日本×ポーランド
8月17日(水) 15:00 日本×セルビア
8月18日(木) 20:00 日本×ブラジル

【コメント】

半沢 一郎監督:
2、3セット目の苦しい状況をよく踏ん張った。キャプテンの丸田がうまくリーダーシップを発揮してくれ、チーム力で得た勝利だった。1次リーグの3戦3勝をただ結果として喜ぶのではなく、それぞれが自信にして2次リーグ以降を戦う力にしてほしい。


髙橋 知子選手:
絶対に1位通過をして2次リーグに入りたかったので、勝てたことはよかった。初戦のイタリア戦と比べても、試合を重ねるごとにコンビも合い、チームの力が高まっているのを感じる。自分自身はできていない部分があるので、練習から立て直して、2次リーグ以降、どんな時も諦めずに戦い抜きたい。

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8月13日 日本×ドイツ 1次リーグ(D組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝0敗
3 17 20 25 25 15
ドイツ
1勝1敗
2 25 25 23 18 12

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 高橋 知子 高橋 知子 土井

さくら 土井
さくら
朝日 優衣 朝日 優衣 伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
土井 さくら選手 (1試合で20得点)
伊藤 望選手 (1試合で15得点)
堀江 彩選手 (1試合で11得点)

○試合の概要 
 ともに1勝同士で迎えたドイツとの対戦。試合開始早々にドイツのブロックに日本の攻撃が止められ、3-13と10点のビハインドを背負う苦しい展開を招いた。しかしここから日本もレシーブからドイツのミスを誘い、1点ずつ返したが序盤のリードが大きく、17-25で失った。
続く第2セットはようやく日本にもスパイク、ブロックでの得点が目立ち始め、中盤までは僅差での攻防を繰り広げたが、13-13からドイツに連続失点を喫し、20-25で第2セットもドイツに与えてしまった。
セットカウント0-2で迎えた第3セットも1、2セット同様に試合を優勢に運んだのはドイツ。しかし日本も3-7から相手の連続ミスで7-7とすると、朝日優衣(県岐阜商業高)のサーブで守備を崩したところを、土井さくら(県秋田北高)が相手ブロックをうまく使って連続得点。これで一気に波に乗ると、レシーブにもつながりが生まれ、焦ってミスを連発するドイツとは対照的にチャンスを確実に生かし、終盤さらに連続得点。25-23で第3セットを奪取した。
第4セットは日本が好調の土井、伊藤望(九州文化学園高)の攻撃で連続得点すると、すぐさまドイツも取り返した。互いが点を取り合う激しい攻防が繰り広げられたが、セッターの丸田佳穂(九州文化学園高)がセンター、ライト、レフトと攻撃陣をうまく使い、ラリーは土井が制した。ピンチサーバーの辻村夏子(共栄学園高)がジャンプサーブのノータッチエースで25点目をもぎ取り、セットカウント2-2、試合はフルセットへと突入した。
第5セット、まず先行したのは日本。相手のスパイクミスや伊藤の攻撃で3-0と幸先よくリードを奪った。しかしドイツもこの試合にかける意気込みを表すかのように連続得点で再び逆転。日本は劣勢となったが、スタンドからの「ニッポン」コールが選手の背を後押しし、11-11の場面で堀江彩(建国高)が値千金の連続サービスエース。土井のレフトからのスパイクでマッチポイントに到達すると、最後は伊藤がセンターから決め、大逆転の末、日本がドイツを下し2勝目を挙げた。
1次リーグ最終日の明日(8月14日)は、タイと対戦する。

【コメント】

半沢 一郎監督:
相手に研究され、出だしにブロックされコンビが使いきれず苦戦したが、2セット目から調子のよかった土井を軸にして、相手にプレッシャーをかけることができた。3セット目以降にサーブを強く打ち始めたことも効果的だった。今日の試合はチームの成長につながる勝利だった。


丸田 佳穂選手:
みんなの力が1つになった。コート内やベンチだけでなく、ギャラリーで応援してくれた人たちのおかげで勝てた試合だった。明日の試合も大事な一戦なので、今日は今日として喜んで、また気を引き締めて明日の練習、試合に臨みたい。

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8月12日 日本×イタリア 1次リーグ(D組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝0敗
3 25 25 25 - -
イタリア
0勝1敗
0 20 20 21 - -

【第1セットのスタメン】

堀江 彩 堀江 彩 高橋 知子 高橋 知子 土井

さくら 土井
さくら
朝日 優衣 朝日 優衣 伊藤 望 伊藤 望 丸田 佳穂 丸田 佳穂 金田 紗椰 金田 紗椰
(リベロ)

【戦評】

2011バレーボール世界ユース女子選手権大会、初戦の対戦相手はイタリア。
第1セット、日本は好調に滑り出した。追いつかれた場面もあったが、中盤、丸太佳穂のサーブで崩し、堀江彩のライトからのスパイクが冴え、第1セットを先取した。
続く第2セットも、土井さくら・堀江のサーブで一気に崩しリードした。後半イタリアのブロックに苦しめられたが、相手のスパイクミスもあり、25-20で連取した。
第3セット、前半はリードを許す場面もあったが、伊藤望のスパイク、ブロックが決まり、追いついた。中盤までは一進一退の展開が続いたが、粘りと軟攻で攻めた日本は、ストレートでイタリアに勝利し、初戦を勝利で飾った。

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