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国際大会

2011バレーボール世界ジュニア女子選手権大会

試合結果

最終順位

1位 イタリア
2位 ブラジル
3位 中国
4位 アメリカ
5位 ドミニカ共和国
6位 ペルー
7位 スロバキア
8位 ベルギー
9位 ポーランド
10位 ロシア
11位 日本
12位 キューバ
13位 セルビア
14位 韓国
15位 エジプト
16位 チュニジア

日本の試合結果

7月31日 日本×キューバ ファイナル(11-12位)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3 25 25 25 - -
キューバ
-
0 19 13 22 - -

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 大野 果奈 大野 果奈 金子 早織 金子 早織
村田

しおり 村田
しおり
森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
森谷 史佳選手 (1試合で15得点)
堀川 真理選手 (1試合で12得点)
大野 果奈選手、佐々木美麗選手、村田しおり選手 (1試合で9得点)

○試合の概要 
全日本ジュニア女子チームにとって、最終戦はまさに総力を出し尽くしたベストゲームとなった。
2次リーグではストレート負けを喫したキューバに対し、第1セット序盤から日本は積極的なサーブで攻めた。金子早織(NEC)のサービスエースを皮切りに、森谷史佳(パイオニア)、栁谷祐貴子(福岡大学)、村田しおり(久光製薬)が狙いどころを的確に攻めたサーブでエースを奪い、キューバの高さを生かした攻撃を封じた。2次リーグではブロックに捕まったが、その経験と反省を活かし、今大会初スタメンの大野果奈(NEC)がブロックの間にうまく打ち切り、25-19で第1セットを先取した。
第2セットも日本がキューバを圧倒。第1セットと同様にサーブで主導権を握り、キューバの攻撃に対しては大野、森谷のセンター線がブロックで徹底マークし、ワンタッチを取ったボールは確実にチャンスボールとしただけでなく、ブロックを抜けた強打はリベロの森寿実子(鹿屋体育大学)がファインレシーブを連発。意気消沈したキューバに対し、日本が終始優勢に試合を運び、第2セットは25-13と大差をつけて連取した。
コートの選手だけでなく、ベンチ、スタンドの観衆が1つになりニッポンコールで大声援を送る中、第3セットも日本の優位は変わらない。森、村田は観衆から拍手や歓声を沸き上がらせる好レシーブでチャンスをつくり、勝負どころは堀川真理(東レ)が決めた。サーブレシーブが乱れ、一時は16-21と逆転されたが森谷の連続サービスエース、大野のスパイクでキューバのお株を奪う連続得点で終盤に再逆転し、ライトから堀川のスパイクでマッチポイントを握ると、最後も堀川がブロックで25点目を挙げ、3-0でキューバに勝利した。
この結果を受け、日本の最終成績は11位となった。

【コメント】

福田康弘監督:
負け続けてきた中でも、最後まであきらめない強い心を持って最後の最後に日本らしい気持ちの入ったプレーをしてくれた。選手達は素晴らしかった。背の小さな選手達でも世界と対等に戦えるバレーを、今後も追求していきたい。


森寿実子選手:
コートで戦いやすくなるように、ベンチや外のみんなが日本らしく元気に戦えるような雰囲気をつくってくれた。最後に勝てて本当によかった。

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7月30日 日本×ロシア セミファイナル(9-12位)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2 25 16 17 25 11
ロシア
-
3 23 25 25 17 15

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓 金子 早織 金子 早織
村田

しおり 村田
しおり
森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
堀川真理選手 (1試合で23得点)
村田しおり選手 (1試合で14得点)
金子早織選手 (1試合で9得点)

○試合の概要 
1次リーグではストレート負けを喫したロシアに対し、第1セットから日本のエース・堀川真理(東レ)が躍動。得意のインナーへ豪快なスパイクを打ちこみ、チームに流れを呼び込んだ。スタメン全員が180センチを超えるロシアの高さの利を生かしたブロックやセンターからの攻撃に苦戦したが、村田しおり(久光製薬)のサービスエースから盛り返し、森谷史佳(パイオニア)のサーブも効果を発し、ロシアのミスを呼び込む粘りのバレーで劣勢から追い上げ、第1セットを逆転で先取。
サーブで攻め、ロシアの高さを封じたい日本だが、逆にロシアのサーブに翻弄され1-8と大量リードを与えてしまう。追う展開の中、二見梓(東レ)が気迫のこもったサーブ、スパイクで反撃を試みたが、序盤の失点が響き第2セットは16-25で失った。
第3セット、金子早織(NEC)がサーブを打ち分けロシアの守備を乱した。その隙を逃さず、二見、堀川がスパイクを決め、序盤は8-5で日本がリード。しかしここからコンビミスが続き、再び流れをロシアに与えてしまった。早めに追いつきたい日本だが、一度失った流れを取り戻すのは難しく、終盤に森谷の連続サービスエースで追い上げたが、17-25でロシアに連取されてしまった。
第4セットは金子、堀川の活躍で日本が4連続得点と幸先いいスタートを切った。しかし中盤、ロシアのブロックが再び壁となって立ちはだかり7-9と状況は劣勢に。だがここから日本は、リベロの森寿実子(鹿屋体育大学)が身体を張ったレシーブでボールをつなぎ、村田が高さのビハインドを跳ね返す巧みな技でラリーを制した。粘ってつなげる日本らしいバレーを展開、堀川の2本のサービスエースも勢いを与え、鮮やかな逆転劇で第4セットを制し、今大会初のフルセットへ。
円陣を組み、気合とともに迎えた最終セットも一進一退の攻防が繰り広げられた。大野果奈(NEC)が気迫を前面に打ち出したブロックでロシアの攻撃を封じ、7-6と一歩抜け出したが、ここで手痛いミスが生じ、連続失点を喫した。堀川、村田がロシアブロックに果敢に挑み最後まであきらめずに立ち向かったが、あと一歩が及ばず。フルセットの末ロシアに敗れ、1次ラウンドのリベンジを果たすことはできなかった。
最終日となる明日(31日)は、11位決定戦でキューバと対戦する。

【コメント】

福田康弘監督:
サーブで攻める展開に持ち込めたにもかかわらず、最後はミスとロシアの高さに負けた。収穫も多く、勝たせてあげたかった。明日は最後の試合となるので、キューバの高さに圧倒されるのではなく、日本らしい展開に持ちこんで勝利したい。


村田しおり選手:
練習の成果を発揮し、強い気持ちで試合に臨むことができた結果は出せたが、失ったセットでは悪い面が出てしまった。今までとは全員の目の色も違い、これまで以上に1人1人が思いを背負って戦うことができただけに、勝てずに悔しい。いい面、悪い面をもう一度振り返って明日の最終戦は心をひとつに勝って終わりたい。

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7月28日 日本×キューバ 2次リーグ(G組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝4敗
0 20 20 19 - -
キューバ
3勝3敗
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓 金子 早織 金子 早織
村田

しおり 村田
しおり
森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
堀川 真理選手 (1試合で18得点)
森谷 史佳選手 (1試合で12得点)
二見 梓選手 (1試合で9得点)

○試合の概要 
 キューバの高さに対し、サーブで攻めたい日本。まず二見梓(東レ)、村田しおり(久光製薬)のサーブからリズムをつかみ、今大会好調の森谷史佳(パイオニア)が得点につなげた。中盤、キューバに連続失点を喫したが、地元の日本人学校の声援を受け再び日本が反撃を開始。栁谷祐貴子(福岡大学)や金子早織(NEC)のサービスエースで点差を縮め、堀川真理(東レ)のスパイクで遂に逆転に成功。15-13とリードを得てさらに突き離したい日本、しかしここでキューバの高いブロックが壁となってたちはだかり、手痛い連続失点を喫した。金子の好レシーブなどで追い上げを試みたが、第1セットは20-25で失った。
 第2セットはキューバが先行し、日本は追う展開を強いられた。しかし金子のサーブで5連続得点を挙げ、徐々に流れを引き寄せた。キューバの高さにも屈せず、栁谷がセンター線を使った攻撃を展開、終盤までリードしたが第1セット同様20点以降に攻撃が相手ブロックに捕まり、第2セットもキューバに与えてしまった。
 劣勢の中で迎えた第3セットもキューバが優勢に試合を運んだ。しかし日本も5-8と3点のビハインドを背負った場面から、森谷の連続サービスエースや二見のブロックで4連続得点し9-8、キューバを捕えた。だがここで踏ん張りきれず、サーブが弱くなったところをキューバに攻め込まれ、勝負所はブロックに屈し、19-25、ストレートで敗れた。
 この結果、日本は2次リーグをG組2位で通過し、明日(30日)のセミファイナルをH組1位のロシアと対戦する。

【コメント】

福田康弘監督:
サーブが弱くなってしまったためキューバの強い攻撃をまともに受けて、日本らしいバレーができなかったことが敗因。相手に対して確実にプレッシャーをかけられる強いサーブを常に打てるようでなければならないと感じた。


金子早織選手:
サーブレシーブが返らず攻撃に持っていけなかった。サーブも攻めが足りず、大事なところでミスが出てリズムを失った。残り2試合はサーブで攻めて、拾って粘ってムードをつくりたい。

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7月27日 日本×韓国 2次リーグ(G組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝3敗
3 25 25 25 - -
韓国
1勝4敗
0 20 13 9 - -

【第1セットのスタメン】

村田

しおり 村田
しおり
堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓
森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
金子 早織 金子 早織 森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
森谷 史佳選手 (1試合で16得点)
堀川 真理選手 (1試合で12得点)
金子 早織選手 (1試合で9得点) 二見 梓選手(1試合で9得点)

○試合の概要 
アジア勢同士の対決は、日本が3-0で快勝し昨年のアジアジュニア選手権のリベンジを果たした。
第1セット序盤からラリーが展開される中、日本は森谷史佳(パイオニア)や村田しおり(久光製薬)が相手ブロックをうまく利用した攻撃で着実に得点した。村田が前後に揺さぶるサーブで韓国の守備を崩したところを、セッターの栁谷祐貴子(福岡大学)が金子早織(NEC)、堀川真理(東レ)らアタッカー陣をうまく使い、リードを保ったまま25-20で第1セットは日本が先取。
第2セットは韓国が先行。追う展開となった日本だが、5-6から栁谷のサービスエースなどで流れをつかみ8-6と逆転に成功。その後も森谷がブロック、スパイクに活躍を見せさらに韓国を引き離した。リベロの森寿実子(鹿屋体育大学)の守備もチームに勢いを呼び込み、14-10の場面で展開された長いラリーを栁谷の鮮やかなツーフェイントで得点するなど余裕が生まれた日本は金子のブロック、スパイクで連続得点を挙げ25-13と大差をつけて第2セットも連取した。
韓国がメンバーを代えて第3セットに臨んだが、日本は動じず1、2セット同様に試合を優勢に運んだ。開始早々には堀川のスパイク、ブロックで、さらに中盤は堀川のサーブから相手のミスを呼び続けざまに連続得点し、13-2と立ち上がりから韓国を圧倒。最後まで集中力を切らすことなく、最後は村田のブロックで25-9、ストレート勝ちで今大会2勝目を飾った。
2次リーグ最終日の明日(28日)はキューバと対戦する。

【コメント】

福田康弘監督:
昨年のアジアジュニアで敗れた相手だったので、強い気持ちで試合に臨んだ結果、粘りある韓国チームを倒すことができた。ブロックとレシーブの関係もよく、森、村田がよくレシーブを上げてくれたことも勝因。明日も高さのある相手との対戦なので小さいチームがどう戦うかを見せたい。


栁谷祐貴子選手:
サーブで崩せ、レシーブとブロックの関係がよかったことで流れをつかめた。センターを多めに使うよう意識したが、そこで森谷がほとんど決めてくれたことも大きかった。明日もセンター線を積極的に使って勝利したい。

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7月26日 日本×チュニジア 2次リーグ(G組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝3敗
3 25 25 25 - -
チュニジア
1勝3敗
0 9 15 14 - -

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓 金子 早織 金子 早織
村田

しおり 村田
しおり
森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
森谷 史佳選手 (1試合で16得点)
村田 しおり選手 (1試合で12得点)
大野 果奈選手 (1試合で9得点)

○試合の概要 
試合開始から積極的なサーブで攻めた日本が、ようやく今大会待望の初勝利を飾った。
この試合が今大会初スタメンとなった村田しおり(久光製薬)が、安定した守備と相手ブロックの間を抜く緩急をつけた攻撃で突破口を開き、序盤から日本が優勢に試合を運んだ。13-5からは森谷史佳(パイオニア)の4連続サービスエースを含む7連続得点で20-5と大量リードを奪い、第1セットはそのまま25-9で日本が制した。
続く第2セットも村田がスパイク、ブロックで活躍。さらに途中出場の大野果奈(NEC)のセンターからの攻撃も加わり、第1セットに続いて日本がチュニジアを圧倒。最後も森谷がこの試合で6本目となるサービスエースで25-15と第2セットも難なく連取。第3セットも途中出場の佐々木美麗(日立)の気迫がこもったスパイクや、巧みな技を見せた山上彩(筑波大)の攻撃が次々決まり、チュニジアを寄せ付けず。25-14で第3セットを制し、3-0で今大会初勝利を挙げた。
2次リーグ2戦目の明日(27日)は、韓国と対戦する。

【コメント】

福田康弘監督:
サーブを効果的に打つことができた。チュニジアの攻撃に対し、ディフェンスが頑張ってくれたことが勝因。明日の韓国戦はハードな試合になるが、同じアジア勢の対決。絶対に負けたくないので全力を尽くして頑張る。


森谷史佳選手:
試合前の練習から盛り上げて試合に臨んだことで、いい雰囲気で戦うことができた。まず1つ勝ててホッとした。明日対戦する韓国はユース時代に負けた相手なので、絶対に負けたくない。

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7月24日 日本×ロシア 1次リーグ(D組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
0勝3敗
0 23 22 19 - -
ロシア
1勝2敗
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓 山上 彩 山上 彩
金子 早織 金子 早織 森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
二見 梓選手 (1試合で12得点)
佐々木 美麗選手 (1試合で11得点)
金子 早織選手 (1試合で9得点)

○試合の概要 
1次リーグ最終戦となったロシア戦。互いに今大会初勝利を目指す一戦、日本は二見梓(東レ)のサーブが冴え、2本のサービスエースなどで第1セット序盤に7-4とリードを奪った。その後も金子早織(NEC)がロシアブロックの間を抜く巧みなスパイクで得点を重ねたが、大事な場面でブロックに捕まり、第1セットを逆転で失った。
続く第2セットもロシアが優勢に試合を運び、9-15と苦しい展開に。しかしここでまたも二見のサーブでポイントを獲得し、途中出場の佐々木美麗(日立)が思い切りのよいスパイクで連続得点し、同じく2セット目から出場の南美寿希(久光製薬)がトスだけでなく好レシーブで盛り立て、1点差まで追い上げた。しかし21-22と迫ったところで、またもブロックに屈し、第2セットも22-25でロシアに連取されてしまった。
第3セットは佐々木のジャンプサーブでロシアの守備を崩し、13-10とリードを奪った。だがここからロシアに連続失点を喫し、13-16と逆転されてしまった。二見のブロックや森谷史佳(パイオニア)のスパイクで流れを引き寄せようと試みたが、勢いを得たロシアを捕えるには至らず、0-3で敗れた。
明日(25日)の休養日を挟み、26日からは2次リーグへ突入。気持ちを切り替え、大会初勝利を目指す。

【コメント】

福田康弘監督:


クロスゲーム、競った展開の中だったが日本チームのミスで相手に離された。非常に残念な結果になってしまった。


 


二見 梓選手:


自分たちの悪い部分がすべて出てしまった試合だった。最後までガタガタしたまま立て直せずに負けてしまった。

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7月23日 日本×中国 1次リーグ(D組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
0勝2敗
1 18 25 23 19 -
中国
2勝0敗
3 25 17 25 25 -

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓 山上 彩 山上 彩
金子 早織 金子 早織 森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
森谷 史佳選手 (1試合で20得点)
堀川 真理選手 (1試合で14得点)
金子 早織選手 (1試合で14得点)

○試合の概要 
上位進出のために、アジアの宿敵、中国との試合は絶対に負けられない一戦となった。
高さのある中国に対し、日本は序盤、ミドルブロッカーの森谷史佳(パイオニア)を中心に攻撃を展開した。中央にブロックを集めたところで、堀川真理(東レ)、金子早織(NEC)らサイド陣にトスを上げ、得点しようと試みたが、中国のブロックも執拗なマークを外さず、第1セットは18-25で失った。
第2セットも中国に先行されたが、山上彩(筑波大学)のサービスエースから流れを引き寄せ、森谷、二見梓(東レ)の中央からの攻撃が効果的に決まり、5-4から7連続得点で一気に突き放した。中盤の大量リードをそのまま保ち、最後はピンチサーバーの持丸結美子(パイオニア)が崩し、村田しおり(久光製薬)、栁谷祐貴子(福岡大学)がつないだボールを森谷が決め、セットカウントを1-1とした。
第3セットも両者、一進一退の攻防が続いたが、迎えた23-23の場面で堀川のスパイクが中国ブロックに連続して阻まれ、23-25で競り負けた。
第4セット終盤、起爆剤として佐々木美麗(日立)を投入したが、前日のドミニカ共和国戦同様に要所で相手ブロックに屈する苦しい展開を変えられず、セットカウント1-3で2敗目を喫した。明日はロシアと対戦。今大会初勝利を目指す。

【コメント】

福田康弘監督:


昨日のドミニカ共和国戦を終えてから気持ちを高めて試合に臨んだが、中国の高さに圧倒された。見習うべきことの多い試合になった。


 


堀川真理選手:


ユース代表の頃から、中国とは何度も試合をしてきた。(ジュニア代表の)最後に同じアジアの中国にこのような形で負けてしまい、とても悔しい。

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7月22日 日本×ドミニカ共和国 1次リーグ(D組)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
0勝1敗
1 14 20 25 22 -
ドミニカ共和国
1勝0敗
3 25 25 20 25 -

【第1セットのスタメン】

堀川 真理 堀川 真理 二見 梓 二見 梓 山上 彩 山上 彩
金子 早織 金子 早織 森谷 史佳 森谷 史佳 柳谷

祐貴子 柳谷
祐貴子
森 寿実子 森 寿実子
(リベロ)

【戦評】

○日本の最多得点者: 
金子早織選手 (1試合で15得点)
山上彩選手 (1試合で14得点)
森谷史佳選手 (1試合で13得点)

○試合の概要 (活躍選手や記録的要素を中心に記載)
 第14回(07年)の世界ジュニアでは銅メダルを獲得した日本チーム。2大会ぶりの表彰台に向け、初戦は前回大会(第15回 09年 ※日本は不参加)で銀メダルを獲得したドミニカ共和国。高さで勝る相手に対し、試合序盤は堅さが目立ち、サーブで前後に揺さぶられ、得点の機会を失う。立ち上がりの失速からなかなかリズムに乗れず、第1セットを14-25で失ってしまう。第2セットは金子早織(NEC)、山上彩(筑波大)がサイドから切り込み得点を返すが、要所ではやはりドミニカ共和国の高さが壁となり、ブロックに阻まれ、20-25と2セットを失った。
 第3セットもドミニカに先行されたが、リベロの森寿実子(鹿屋体育大)が献身的なレシーブでチャンスを演出し、セッターの栁谷祐貴子(福岡大)もネット際のボールを懸命にトスにつなげ、ようやく日本に粘りが生まれた。ここでエースの堀川真理(東レ)も覚醒。高い打点からのスパイクが次々決まり、ついに日本が逆転。最後は森谷史佳(パイオニア)の連続サービスエースで25-20、ようやく日本が1セットを奪取した。
 粘りのバレーに会場からは「ニッポンコール」が響く中、第4セットも金子、山上が得点を重ねた。20-18と終盤までリードを得たが、ドミニカ共和国のブロックも両サイドへのマークを外さず、最後も日本の5本に対し、1試合で14本と圧倒的な強さを保ったドミニカ共和国のブロックに阻まれ、第4セットは22-25、セットカウント1-3で初戦を勝利で飾ることはできなかった。

【コメント】

福田康弘監督:


試合の立ち上がりは選手たちが緊張していた。相手のサーブで崩されたのが一番大きな敗因。ドミニカの高いブロックに対して自分たちがミスをしてしまったことも敗因として考えられる。


 


堀川真理選手:


後半はいい感じになったが、試合の出だしで自分たちのペースがつかめなかった。明日はしっかり頑張りたい。

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