MVP | 中道瞳 |
ベストアタッカー | 江畑幸子 |
ベストサーバー | 岩坂名奈 |
1位 | 日本 |
2位 | キューバ |
3位 | 中国 |
4位 | アメリカ |
5位 | オランダ |
6位 | ドイツ |
7位 | イタリア、ペルー |
6月12日 日本×キューバ戦 ファイナルラウンド
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 | 3 | 26 | 25 | 25 | - | - |
キューバ | 0 | 24 | 18 | 19 | - | - |
【第1セットのスタメン】
狩野 舞子 | 岩坂 名奈 | 新鍋 理沙 | |||||
江畑 幸子 | 荒木 絵里香 |
中道 瞳 | 座安 琴希 (リベロ) |
【戦評】
モントルーバレーマスターズ、ファイナルラウンド。決勝は、6月11日の対戦でフルセットの末敗戦を喫しているキューバとの再戦となり、何とかリベンジを果たしたい日本。
第1セット序盤、江畑幸子がキューバの高いブロックに捕まり4-8とリードを許した。カルカセスにサービスエース、高さとパワーを誇るスパイクを決められ、6-12と更にリードを広げられた。中盤、江畑に代わって入った迫田さおりが連続スパイクを決め、17-19と追い上げに成功。23-24の土壇場、キューバのスパイクミスで同点並ぶと、新鍋理沙がレフトから2連続で決め26-24で逆転し、第1セットを先取した。
第2セット、岩坂名菜のサーブで相手守備を崩し、ミスを誘った。迫田のブロック、中道瞳の好レシーブで8-3とリードを広げた。キューバの高いブロックに捕まった場面もあったが、粘り強くボールを繋ぎ、16-11と点差を守った日本。終盤、ピンチサーバーで入った石田瑞穂がサービスエースを決め24-17。最後は中道、狩野舞子のコンビネーションが決まり、第2セット連取した。
第3セットも試合の流れは日本。全員がサーブで攻め、キューバのレシーブを崩し、中道のツーアタック、迫田のバックアタックなどで、12-8と点差を広げた。中盤、高いブロックに捕まった場面もあったが、落ち着いてサイドアウトを取り20-15と相手を寄せ付けなかった。新鍋も終始安定したサーブレシーブとブロックアウトを狙った巧みなプレーを見せ、23-18。再びピンチサーバーで出場した石田が相手布陣を乱し、単純になった攻撃を迫田がブロックして24-19。最後のポイントも迫田がレフトからストレートに決め25-19、セットカウント3-0のストレートでキューバにリベンジを果たし、見事優勝を決めた。
6月11日 日本×中国戦 セミファイナルラウンド
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
中国 | 0 | 22 | 19 | 23 | - | - |
【第1セットのスタメン】
江畑 幸子 | 狩野 舞子 | 岩坂 名奈 | |||||
荒木 絵里香 |
中道 瞳 | 新鍋 理沙 | 座安 琴希 (リベロ) |
【戦評】
モントルーバレーマスターズ、セミファイナルラウンド。日本の対戦相手は、予選ラウンド・プールAを1位通過した中国。
第1セット序盤から、中国の強打を狩野舞子、座安琴希が好レシーブした。江畑幸子がレフトから決め、流れに乗った日本は、中道瞳のサービスエースなどで9-5とリードを広げた。その後も中国の攻撃に対し、しっかりとブロックでワンタッチをとり、江畑と新鍋理沙が決め、16-10と更に点差を広げた。終盤、中国の高いブロックに捕まったが、序盤のリードを守り25-22で第1セットを先取した。
第2セット、日本はサーブで中国の守備を翻弄し、ミスを誘った。中道、狩野のコンビネーション、江畑のレフトからの強打、軟打を折り混ぜたスパイクで流れを掴むと、18-13と点差を広げた。終盤サービスエースを取られ、追い上げられた場面もあったが、座安の粘り強いレシーブで再び流れを引き戻し、第2セットを連取した。
第3セット、序盤からシーソーゲームが続いた。19-19で江畑がブロックに捕まり19-20。粘り強くボールを繋いで、狩野が決め20-20。両チーム譲らずシーソーゲームが続いた。荒木絵里香がサーブで相手布陣を崩し、ミスを誘い23-22。最後は江畑がバックからフェイントを決め、苦しいシーソーゲームを制し、セットカウント3-0のストレートで中国に勝利。見事、決勝進出を決めた。
明日(12日)の決勝では、本日(11日)のセミファイナルラウンドでアメリカに勝利した、キューバと再び対戦する。
6月10日 日本×キューバ戦 予選ラウンド プールB 第3戦
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 | 2 | 25 | 25 | 20 | 20 | 10 |
キューバ | 3 | 15 | 19 | 25 | 25 | 15 |
【第1セットのスタメン】
石田 瑞穂 | 中道 瞳 | 荒木 絵里香 |
|||||
岩坂 名奈 | 新鍋 理沙 | 追田 さおり | 濱口 菜里 (リベロ) |
【戦評】
モントルーバレーマスターズ、第3戦の対戦相手はプールB、2勝同士のキューバ。
第1セット序盤、今大会初出場の迫田さおりがバックアタックを連続で決めた。リベロ・濱口華菜里が相手の強打を好レシーブすると、新鍋理沙、荒木絵里香も次々レシーブし、相手のミスを誘った。本日の試合で、今大会初めてライトに入った新鍋がブロックを使った上手いプレーで16-12とリードを広げると、岩坂名奈が連続サービスエースを奪い、一気に得点を重ね、25-15で第1セットを先取した。好調の日本の勢いはそのまま衰えず、第2セットも25-19で連取した。
第3セット、序盤からシーソーゲームが続いた。中盤、キューバのエース・カルカセスに強烈なスパイクを決められ13-16とリードを許したが、石田瑞穂がサーブで攻め、相手布陣を崩すと、新鍋がブロックアウトを取り16-16と追いついた。しかし終盤、高いブロックに捕まり苦戦を強いられ、20-25で第3セットを奪われた。
第4セットも序盤からシーソーゲームが続いた。中盤、岩坂のサーブで流れを掴み16-13とリードしたが、終盤、日本のミスで逆転を許し20-25。セットカウント2-2となり試合は振りだしに戻った。
第5セット、第4セット終盤の悪い流れのまま、ミスが出てしまい1-4とリードを許した日本。岩坂、狩野のサーブで相手守備を崩し、追い上げたが、終盤、キューバの連続サービスエースでリードを広げられ、10-15で逆転負けを喫した。
この結果、日本はプールB2位となり、明日(11日)のセミファイナルラウンドは、プールA1位の中国と対戦する。
6月9日 日本×オランダ戦 予選ラウンド プールB 第2戦
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 | 3 | 20 | 27 | 25 | 25 | 16 |
オランダ | 2 | 25 | 29 | 18 | 17 | 14 |
【第1セットのスタメン】
狩野 舞子 | 岩坂 名奈 | 新鍋 理沙 | |||||
石井 優希 | 荒木 絵里香 |
中大路 絢野 |
濱口 菜里 (リベロ) |
【戦評】
モントルーバレーマスターズ、第2戦目の対戦相手はオランダ。昨日のよい流れのまま試合を運びたい日本だが、なかなかリズムが掴めず、ミスを連発。オランダに1、2セット連取を許した。
第3セットもなかなか流れが掴めない日本。しかし、このセットから入った江畑幸子が連続でアタックを決め、必死に追い上げた。中盤、岩坂名奈の連続サービスエースから流れを掴み、江畑がスパイク、ブロックと活躍を見せ18-12。この試合で初めてリードを広げた。最後まで好調の江畑がしっかりと決め、25-18で3セット目を奪い返した。
第4セット、このセットも江畑の活躍で序盤から8-2とリードを広げた。相手の軟打を混ぜた攻撃にも、中道瞳が粘り強くレシーブし、終始リードを保った。中盤、荒木絵里香のブロック、新鍋理沙の速い攻撃が決まり、20-11とさらにリードを広げた日本は、25-17で第4セットを連取し、セットカウント2-2でフルセットに持ち込んだ。
最終セット、序盤からシーソーゲームが続いた。中盤相手にフェイントを決められ7-9とリードを許した。しかし終盤、狩野舞子のサービスエース、江畑のアタックが決まり、12-11と逆転に成功。新鍋のブロックアウトや、粘り強いレシーブも冴え、最後はこの試合大活躍だった江畑の鋭いバックアタックが決まり16-14、セットカウント3-2でオランダに逆転勝利を収めた。
この日、第2試合もフルセットだったため、日本戦の第3試合開始は21:55(現地時間)。日本戦もフルセットで2時間15分を要したため、試合終了は日付の変わった24:10(現地時間)だった。
明日(10日)、日本は2勝で並ぶキューバと対戦する。
6月8日 日本×イタリア戦 予選ラウンド プールB 第1戦
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
イタリア | 0 | 17 | 19 | 20 | - | - |
【第1セットのスタメン】
石田 瑞穂 | 狩野 舞子 | 岩坂 名奈 | |||||
荒木 絵里香 |
松浦 麻琴 | 新鍋 理沙 | 座安 琴希 (リベロ) |
【戦評】
モントルーバレーマスターズ、2日目。昨日試合のなかった日本にとっては大事な初戦となった。イタリアは若いチームだが、センター戦の攻撃力が高く、昨日のキューバ戦でも安定したプレーを見せた。
第1セット、国際大会初出場の選手は緊張が見られたが、キャプテン・荒木絵里香の速攻や、石田瑞穂のサービスエースなどで得点を重ねると、岩坂名奈も187センチの長身を生かした速攻を連続で決めた。中盤、荒木、松浦麻琴、石田が連続ブロックを決め、19-13とリードを広げた。その後も日本の粘り強いバレーで一気に突き放し、25-17で第1セットをものにした。
第2セットは、第1セット緊張で本来のプレーができなかった新鍋理沙のスパイクポイントから始まった。徐々に自分のプレーを取り戻しかけたようにも思えたが、ミスが出てしまい8-12とリードを許した。しかし、狩野舞子の連続スパイクや松浦の好レシーブなどで流れを掴み、一気に逆転に成功。終盤、岩坂の強いサーブで相手のミスを誘い得点を重ね、25-19で第2セットを連取した。
明日(9日)は、本日(8日)キューバに0-3で敗れたオランダと対戦する。