1位 | ブラジル |
2位 | ロシア |
3位 | イタリア |
4位 | イラン |
5位 | アメリカ |
6位 | 日本 |
2013.11.24 日本×イラン
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 5敗 |
0 | 17 | 18 | 14 | - | - |
イラン
3勝2敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
【第1セットのスタメン】
越川 優 | 石島 雄介 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 近藤 茂 | 福澤 達哉 | 永野 健 (リベロ) |
【戦評】
【コメント】
○ゲーリー・サトウ監督
「イランとは今年既に試合をしていたし、試合(の映像)も見ているが、かなり成長していいチームになってきているという印象。今のアルゼンチン人監督(ジュリオ・ベラスコ氏)の指導、練習がうまくいっているということだろう。イランが戦略的、技術的な所がうまくいっているのに対して、日本はそれに適応できなかった。世界のトップチームと戦うことが選手たちにとって必要なのだということを選手が改めて認識してくれたのではないだろうか」
○キャプテン・山村宏太選手
「アジアの王者として来ているイランにストレートで負けたのは悔しい。これからオリンピックを目指すには、アジアのチャンピオンにならなければならないと強く思った。今後どうやってイランに勝っていくかを考えていきたい。今大会、世界と戦って感じたことは、まだまだ自分たちに足りない部分が多いということ。逆に通用した点もあったので、それを継続して力を出せるようにしていきたい」
○米山裕太選手
「大会を通して、サーブとサーブレシーブで世界のチームと大きく差が出たと思う。ブロックやスパイクという高さの面で2メートルを超える選手に対抗するのは難しいが、サーブとサーブレシーブだけは練習すれば追い付いていく部分がある。しかし、サーブレシーブで崩されて苦しい場面が大会を通して非常に多かった。そこを修正していかないと勝負にならない。日本はサーブの効果率が低く、ミスの方が多かった。これを改善していかないとこれからの日本はかなり厳しいだろう」
○福澤達哉選手
「大会を通して日本はサイドアウトを取る力をもう少し高めていかなければならないと感じた。サーブレシーブの正確さもそうだし、パスを返してからのコンビは、高いブロックをもっと翻弄するものでなければならない。サイドアウトが取れればサーブで攻めるチャンスが出てくる。もう一度パスも攻撃も見直していく必要がある」
○清水邦広選手
「今日のイラン戦もそうだが、とにかく日本からの得点が少ない。レシーブの力は少しずつ上がっていると思うが、自分も含めて最後のスパイクがブロックされたり、ミスを犯したりして失点が多すぎた。ブレイクした時に確実に決めていたら流れがこちらに来る。繋ぐバレーも大事だが、もう一度スパイクを一から見直し、しっかり打って点に結び付けられるようにしたい。自分たちがちゃんとしたバレーができなかったのが何とも悔やまれる」
2013.11.23 日本×イタリア
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 4敗 |
0 | 16 | 21 | 21 | - | - |
イタリア
2勝2敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
【第1セットのスタメン】
石島 雄介 | 筧本 翔昂 | 米山 裕太 | |||||
越川 優 | 横田 一義 | 近藤 茂 | 高橋 賢 (リベロ) |
【戦評】
【コメント】
○ゲーリー・サトウ監督
「毎試合毎試合、選手もスタッフも本当に色々と学ぶことが多い。今日も数名の選手は非常にいいプレーをしていたと思うし、個人的に色々なことを学んでくれたのではないかと思う」
○越川優選手
「イタリアにもミスがあったが、日本がそれに対して攻めきれなかったことと、逆に日本がミスをしたときにイタリアにそこを突かれて点差が開いてしまった。これが今のイタリアとの差。今大会、世界ランキング上位4チームとアジアチャンピオンのイランが参加している中で、どのチームと対戦するにしても格上との勝負になるが、自分たちのリズムでバレーを展開する時間が相手より長くないと勝ちは見えてこない」
○筧本翔昴選手
「(相手の攻撃に対する)ブロックの対応にすごく時間がかかったし、最後まで対応しきれなかった。後ろのレシーバーにも迷惑をかけた。イタリアに好きなように攻撃されたという感じ。これから改善していくことが必要だと感じた」
○福澤達哉選手
「イタリアのサーブを警戒していたし、どれだけ日本がサーブレシーブで我慢できるかが1つのポイントだった。しかし、巧くサーブで前後に揺さぶられ、効果的に決められてしまった。それで日本の攻撃が単調になり、相手ブロックに捕まるケースが何回かあった」
2013.11.22 日本×ブラジル
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 3敗 |
0 | 17 | 23 | 18 | - | - |
ブラジル
3勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
【第1セットのスタメン】
石島 雄介 | 松本 慶彦 | 福澤 達哉 | |||||
越川 優 | 山村 宏太 | 近藤 茂 | 永野 健 (リベロ) |
【戦評】
【コメント】
○ゲーリー・サトウ監督
「今日は自分にとっても非常にエキサイティングな試合だった。(日本の選手は)粘ったが、ブラジルのプレーにアジャストできなかった。毎試合ベンチ入りの選手を変えているが、いろいろとバランスを考えて選手起用をしている。相手チームのことや、選手の調子などを考慮して選択している。清水(邦広選手)と福澤(達哉選手)の両エースの出場機会が少なかったのは体調が問題ではない。米山(裕太選手)、石島(雄介選手)のスピリットを買ったとも言える。この2人がチームの雰囲気を変えてくれた」
○キャプテン・山村宏太選手
「今日が(今大会のこれまでの試合の中で)一番失点が少ない試合だったのではないかと思う。世界一のブラジルを相手にずるずると引き離された形だが、決して悪いバレーではなかったと思う。たくさんのことを学んだし、良い点と悪い点を確認して、今後いかに戦うかを考えたい。我々はブラジルのようなバレー、特にコンビバレーを目標としているが、ブラジル以上のものを身につけたい」
○石島雄介選手
「いいところがあっただけに負けてしまったことが残念。自分自身、課題の残るプレーもあったし、つまらないミスも犯してしまったが、今後は世界に通じるバレーを目指していきたい。試合前、山村(宏太)キャプテンを中心に『チームが一つになって、がむしゃらにやろう』と誓い合ったが今日はまさにまとまりのある戦いだった。ブラジルはすべてにおいて打ち損じがなく、個人で何でも対応できる力を持っているすごいチームだと感じた」
○越川優選手
「結果はストレート負けだが、収穫はあったと思う。一つはブラジル相手にどういう形で戦うかを確認できたこと。二つ目は格上のチームに対して『こういうプレーなら通用する』という確認ができたこと。今日の午前中に選手だけのミーティングを行ったが、勝ちたいという気持ちが強すぎて空回りになってしまった。ブラジルは目標とするチームだが、マネをするのではなく自分たちのアイディアを作っていくことがこれからの課題だと思う」
2013.11.20 日本×ロシア
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 2敗 |
0 | 16 | 17 | 18 | - | - |
ロシア
1勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | - | - |
【第1セットのスタメン】
石島 雄介 | 松本 慶彦 | 福澤 達哉 | |||||
越川 優 | 横田 一義 | 今村 駿 | 永野 健 (リベロ) |
【戦評】
【コメント】
○ゲーリー・サトウ監督
「日本の選手は一生懸命プレーした。しかし、ロシアの高いブロックと角度をついたスパイク、そしてスピードのあるサーブに対応できなかった。今後の練習ではもっとハードに、もっとスマートにやらなければならないと感じた。今はそのような練習ができる時間はないので、(22日の)ブラジル戦に向けて準備していきたい」
○キャプテン・山村宏太選手
「今日の試合は結果だけを見ると0-3と大差で負けたが、(コートの)中にいるメンバーは本当に一生懸命やってくれた。ロシアの高さを想定して対応策を練習してきたが、いざ目の前に高い壁を見ると練習とは違ったのかなという印象を、コートの外から見ていて受けた。想定してやったとしても、体感しないと分からない。その差を試合の中でいかに修正していけるかが、日本の男子バレーの今後の課題だと思う」
○福澤達哉選手
「ロシアの特徴はサーブとブロック。事前にそれを理解していて、サーブとブロックに関するミーティングをしていた。しかしサーブで乱され、そこからの(日本の)攻撃がゆっくりになってしまい、相手のブロックに囲まれてしまったケースがたくさんあった。ロシアのようにブロック力のあるチームと日本がこれから戦っていくには、サーブレシーブをきちんと返す技術を身に付けること、そしてそこから攻撃のテンポを速くして、相手のブロックが完成する前にスパイカー陣が打てるようにすることが重要。しかし、途中で真ん中のバックスパイクや、清水(邦弘選手)のライトからの攻撃では通用していた部分があった。今後どのように技術を高めていくか、どのように安定感を出していくかを次は考えたい」
○越川優選手
「今日の試合の収穫としては、ディフェンスという意味で、サーブが昨日よりも効果が出ていたこと。ロシアの攻撃は高かったが、サーブで崩した後のブロックや決められても仕方がない時、拾いにいかないといけない時の切り替えは昨日よりもできていた。組織の部分では、今まで以上の形ができている。今後サーブの安定性と強化、ブロックとディフェンスの組織力を上げていかなければならない、ということを今日は特に感じた。また、今日の課題は攻撃面。中央のバックアタックは有効に使えていたし、清水のライトからの攻撃は得点源になっていた。残り3試合、他のチームも日本の研究をしてくると思うし、こちらもそれに対応していかなければならないと感じた」
2013.11.19 日本×アメリカ
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
日本 1敗 |
1 | 17 | 17 | 25 | 20 | - |
アメリカ
1勝 |
3 | 25 | 25 | 21 | 25 | - |
【第1セットのスタメン】
越川 優 | 清水 邦広 | 松本 慶彦 | |||||
山村 宏太 | 今村 駿 | 福澤 達哉 | 永野 健 (リベロ) |
【戦評】
【コメント】
○ゲーリー・サトウ監督
「残念なスタートになってしまった。しかし、今日の第3セットと第4セットを見てもらえば、日本の選手たちがアメリカのような相手に対しても、好プレーができるということをお分かりいただけると思う。明日以降も世界のトップチームとの対戦なので、今日以上にいいプレーをしなければならない」
○キャプテン・山村宏太選手
「第1セットの立ち上がり、『やってやろう』という気持ちからか硬いプレーになり、自分たちのやりたいバレーが全くできずに2セットを取られてしまった。しかし、途中から出場した横田(一義選手)、近藤(茂選手)、石島(雄介選手)などが頑張ってくれて、第3セットを取り返すことができた。第4セットもその流れのまま行けるかと思ったが、最後にアメリカの高さとパワーにやられてしまった。今日の試合は終わってしまったので、気持ちを切り替えて明日の試合で頑張りたい」
○清水邦広選手
「みんな出だしが硬かった。また、試合を通してサーブミスが多かった。日本は(ボールに)強さが入らない部分があったが、アメリカはその逆で強さの入ったボールを打ってきた。自分たちのサーブレシーブが崩されると一方的な攻撃パターンになり、そこをアメリカにブロックされてしまった。どんなに強いサーブでもしっかりと返してコンビを仕掛けることや、2枚ブロックを前にしてもしっかり決めることを心がけたい。日本のバレーが世界に通用することを見せられるように頑張りたい」
○福澤達哉選手
「(地元・京都で開催されたグラチャンバレーでプレーしたことについて)京都でこれだけ大きな国際大会が開催されたということに喜びを感じている。初戦で日本らしいバレーを京都の皆さんに見せたかったが、序盤から良いプレーができず、今日来ていただいたファンの皆さんに申し訳ない。(京都での試合が)もう1戦残っているので、京都のファンの皆さんの前で日本らしいバレー、見ていて楽しいバレーを展開したい」