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国際大会

第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)

試合結果

最終順位

1位 ロシア
2位 ブラジル
3位 イタリア
4位 フランス
5位 イラン
6位 トルコ
7位 アルゼンチン
8位 インド
9位 セルビア
10位 日本
11位 アメリカ
12位 カナダ
13位 チュニジア
14位 エジプト
15位 中国
16位 メキシコ
17位 エストニア
18位 モロッコ
19位 ベネズエラ
20位 ルワンダ

日本の試合結果

9月1日 日本×セルビア ファイナル9-10位決定戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
0 16 21 23 - -
セルビア
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

髙野 直哉 髙野 直哉 今村 貴彦 今村 貴彦 高橋 拓也 高橋 拓也
高橋

健太郎 高橋
健太郎
関田 誠大 関田 誠大 石川 祐希 石川 祐希 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)、大会最終日はセルビアとファイナル9-10位決定戦を戦った。セルビアは2次リーグ戦でフルセットの末にイタリアに敗れ、クウォーターファイナル(9-16位)に回ったが、1次リーグ戦C組では4戦全勝したヨーロッパの強豪チーム。日本はセルビアの高さとパワーに圧倒され、ストレートで敗れた。

 第1セット、スタートから日本の攻撃がセルビアの壁のようなブロックに阻まれ連続得点を許した。日本も今村貴彦や髙野直哉が得点し、高橋拓也のブロックも決まったが、ネット際で徐々に押され、16-25で第1セットを失った。
 しかし、第2セットは石川祐希のサービスエースから日本がペースを掴んだ。ほとんど声を出さないセルビアの雰囲気に飲まれそうになるところを、野瀬将平らが盛り上げてリードを保ったが、高さとパワーのあるセルビアの強打やブロックで得点を奪われ、中盤以降は接戦へともつれ込んだ。終盤には関田誠大のトスから石川の攻撃が有効に決まったが、逆にセルビアのスパイクを防ぎ切れず21-25。セルビアに2セット先取を許した。
 一矢報いたい第3セット、第2セットから出場した兒玉康成の速攻で日本は先行したが、相手のサウスポーに連続得点を決められてセルビアに逆転を許すと、そのあとスパイクミスも出てしまった。だが追う展開となってからは、石川のサービスエースや3枚ブロックなどで得点を積み重ねた。さらに山口頌平と藤中謙也が入る2枚替えも機能し、日本は1点ごとにコートを走り回ってムードを盛り上げた。最大6点あった点差を詰めて、22-22と同点に追い付いた。セルビアはたまらずタイムアウトを要求。するとその後はツーアタックやブロックを決められて、23-25。惜しくも第3セットを奪うことはできず、セルビアにストレートで敗れた。この結果、日本は最終順位10位で今大会を終えた。

【コメント】

○佐幸法昭監督


「セルビアは高さとパワーがあって素晴らしいチームだった。日本はもう少し、力を出し切れなかった。8位以上に入ることができず残念だが、選手はよく頑張った」


○関田誠大選手


「相手はとても強く、雰囲気もやりにくかった。悔いはあるが、自分たちも楽しくできたと思う。今大会では世界の壁と自分たちの甘さを感じたが、この悔しさを忘れず頑張りたい」


○山口頌平選手


「あまり出場機会はなかったが、今日は久し振りに試合に出て、上げたトスを仲間が決めてくれたり、コートで皆と喜んだりできて楽しかったし、いい経験になった」

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8月31日 日本×カナダ クウォーターファイナル(9-16位)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3 18 25 25 26 17
カナダ
2 25 20 17 28 15

【第1セットのスタメン】

髙野 直哉 髙野 直哉 今村 貴彦 今村 貴彦 兒玉 康成 兒玉 康成
高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 石川 祐希 石川 祐希 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)、セミファイナル(9-12位)の相手は、1次リーグ戦C組を3位で通過したカナダ。同リーグ戦では日本が昨日(8月30日)対戦したチュニジアを3-1で下すなど、現状の力は日本と似たチームと言える。なおこの試合は当初19時開始予定だったが、前の試合が伸びた影響で21時を過ぎての試合開始となった。日本は第1セットをカナダに奪われたが、第2、3セットを奪い返した。第4セットはあと一歩のところで落としたが、フルセットの末にカナダを破った。次戦は9月1日(現地時間)15時よりセルビアとファイナル9-10位決定戦を戦う。

 第1セット、昨日と同じスタメンで挑んだ日本はスパイクミスが続き、相手のリードを追う展開となった。途中で髙野直哉に代えて久原翼を投入したが、流れを奪い返すには至らず、逆にカナダにサーブで攻められて苦しい状況となった。最後はラリーを落とし18-25でこのセットを失った。
 第2セット、高橋拓也に代えて高橋健太郎を投入。競り合いながらも中盤に今村貴彦の強打や石川祐希のバックアタックなどで日本がリードした。ピンチサーバーで入った冨永航一のサービスエースが25点目となり、25-20で第2セットを取り返した。
 第3セット、流れに乗った日本は髙野のブロックや兒玉康成の速攻が決まり25-17。2セットを連取した。
 第4セットもカナダのミスや石川のブロックで連続得点を挙げた。そのまま押し切りたいところだったが、カナダが粘りを見せデュースにもつれ込んだ。互いにサイドアウトを繰り返したが、最後は日本にミスが出て26-28。このセットをカナダに奪われセットカウントは2-2。23時20分を過ぎたところで、勝負の行方はフルセットへと持ち越された。
 第5セットは、カナダに徹底的なマークを受ける石川を外したトスワークなどが活きて、8-4と有利な状況で折り返した。このあと日本は続けてミスを犯してしまったが、競り合いの中でも一歩リードしてマッチポイントを迎えた。ところが、カナダにサービスエースを決められてしまい、第4セットに続き、このセットもデュースへと突入した。しかし、最後は全員で繋いだラリーを石川が決め、2時間16分に及んだ熱戦は23時41分に日本の勝利で幕を降ろした。

【コメント】

〇佐幸法昭監督 「カナダも非常に粘り強いチームだったが、日本が頑張って最後は勝つことができた。明日のセルビアに対しても、自分たちのバレーをいかにコントロールできるかが重要となる」 〇関田誠大選手 「まずは勝ててよかった。相手も非常に強かったが楽しくできた。(フルセットで)負けた時のことを皆が忘れずに、それを活かして試合をすることができた」 〇冨永航一選手 「監督からも、『難しい場面で出る』と言われているので、気を引き締めて準備していた。今日はチームに貢献できてよかった。明日も勝って終わりたい」 〇石川祐希選手 「危ない試合だった。チーム一丸となって勝つことができてよかった。(国際大会の舞台にも)やっと慣れてきた感じ」

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8月30日 日本×チュニジア クウォーターファイナル(9-16位)

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3 23 25 25 25 -
チュニジア
1 25 17 23 19 -

【第1セットのスタメン】

髙野 直哉 髙野 直哉 今村 貴彦 今村 貴彦 兒玉 康成 兒玉 康成
高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 石川 祐希 石川 祐希 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)、舞台をイズミルに移して行われたクウォーターファイナル(9-16位)の対戦相手はチュニジア。1次リーグ戦C組では4位に終わったチュニジアだが、ルワンダとアメリカを破り2勝を挙げたチームである。スタメンには、ここまで出番の少なかった今村貴彦と兒玉康成が入った。この2人をはじめとしてよく声の出た日本は、第1セットこそ奪われたものの、その後は3セットを連取しセットカウント3-1で久々の勝利を飾った。次戦は8月31日(現地時間)19時より、セミファイナル(9-12位)でカナダと対戦する。

 日本は第1セット、中盤相手にサーブで攻められ、23-25で奪われた。
 第2セットは相手ミスや今村の強打、石川祐希のサービスエースなどでリードを広げる展開となった。髙野直哉もブロックや時間差で得点を重ね、中盤までに大差をつけて25-17。1次リーグ戦2日目のエストニア戦以来となるセット獲得に成功した。
 第3セットは序盤にリードを奪われたが、石川のスパイクや関田誠大のサーブでじりじりと追い上げた。11-11で同点に並ぶと日本はボールを繋ぎ、ラリーをものにして逆転。終盤にミスが出たが、確実に石川が相手の流れを断ち切り、25-23で2セットを連取した。
 第4セットは立ち上がりでミスが出たものの、調子が上がってきた髙野が連続得点を挙げるなどして、優位に試合を進めた。そこへ野瀬将平や関田、兒玉が好レシーブでさらに盛り上げて終盤戦へ。高橋健太郎の速攻や兒玉のブロックも決まってよいよ迎えたマッチポイント、最後は相手のミスで25-19。セットカウント3-1で待望の勝利を掴んだ。

【コメント】

〇佐幸法昭監督 「今までは良くなかったが、久々に少し日本のいいところが出た。第2セットから気持ちを切り替えて、本来の力を出すことができた。(残りの試合も)ただ全力を尽くすのみ」 〇関田誠大選手 「勝ててよかった。とても楽しい試合だった。今までサーブから点が取れず苦しかったが、今日はしっかり取れていい内容だった。少しでも上にいけるように頑張る」 〇今村貴彦選手 「今まで出られなかった分を爆発させようと思っていた。久し振りの出場で、最初は硬さがあったが、徐々に調子を上げていい形で終わることができたのでよかった」 〇兒玉康成選手 「昨年の(第 16 回)アジアジュニア男子選手権大会と今大会を通して、初めてのスタメンだったので、緊張感があったが、今村(貴彦)選手や関田(誠大)選手が後押しをしてくれたので、それに乗って楽しくできた。応援してくれる人の分まで、(残りの試合も)しっかり戦って帰りたいと思う」

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8月28日 日本×インド 2次リーグ戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
0 18 23 20 - -
インド
3 25 25 25 - -

【第1セットのスタメン】

石川 祐希 石川 祐希 高橋

健太郎 高橋
健太郎
藤中 謙也 藤中 謙也
髙野 直哉 髙野 直哉 高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)、2次リーグ戦の対戦相手はプールAを2位で通過したインド。昨年の第16回アジアジュニア男子選手権大会の準決勝でフルセットの末に勝利した相手である。勝てばベスト8という重要な一戦で、日本は1次リーグ戦で中国を破るなど勢いに乗るインドを止めることができず、ストレートで敗れた。次戦は8月30日(現地時間)17時より、イズミルで行われるクウォーターファイナル(9-16位)でチュニジアと戦う。

 日本は第1セットの立ち上がりから、相手の攻守によく対応した動きを見せた。しかし相手のマークをうまく外してもスパイクでミスを犯すなど、思うようにペースを掴むことができなかった。さらにラリー中にパスミスを犯すなど、ミスの連鎖が得点差となって重くのしかかり、このセットは18-25でインドに奪われてしまった。
 切り替えて臨んだ第2セットは、逆にインドがミスを連発。日本は石川祐希のスパイクや高橋拓也のブロックで突き放しにかかるが、速攻を積極的に決めてインドも粘りを見せた。日本は3点リードで迎えた終盤にも連続サービスエースなどを決められ、ついに逆転を許してしまった。最後もスパイクミスで23-25。これでセットカウント0-2となり、日本は後がなくなった。
 第3セット、気迫でスパイクを決めるインドに少しずつリードを広げられ、追う展開となった日本。ラリーから高橋拓也が速攻、石川がバックアタックを決めインドに食い下がったものの、20-22と苦しい状況で終盤に突入。ここからが勝負と気合が入る日本だったが、野瀬将平の好レシーブからスパイクに繋ぐも相手の1枚ブロックに止められてしまった。最後もインドにブロックを決められて試合終了。ストレートでの悔しい敗戦となった。

【コメント】

〇佐幸法昭監督 「『何が』というよりも、全てが空回りだった。大事なところでミスが出てしまった。(次戦からは)モチベーションが下がらないように、最後まで全力で戦いたい」 〇関田誠大選手 「あっさり終わってしまった。いつも通りのプレーができなかった。こちらが仕掛ける対策もはまっていて、良かったと思うが、もう1点というところで得点ができず、弱気なプレーもあった。切り替えるようにしたいが、悔しい」

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8月25日 日本×イラン 1次リーグ戦(B組) 第4戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝3敗
0 26 27 18 - -
イラン
3勝
3 28 29 25 - -

【第1セットのスタメン】

藤中 謙也 藤中 謙也 高橋

健太郎 高橋
健太郎
石川 祐希 石川 祐希
髙野 直哉 髙野 直哉 高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会、日本は1次リーグ戦最終戦を昨年の第16回アジアジュニア男子選手権大会3位のイランと戦った。1次リーグ戦2連勝と好調のイランとの対戦は、第1、2セットがデュースという接戦に。しかし昨日のアルゼンチン戦と同様あと一歩が及ばず、ストレートでイランに敗れた。日本は勝点4(1勝3敗)で1次リーグ戦を終了。1次リーグ戦最終日(8月26日)に日本は試合がないため、26日に行われる他チームの対戦結果によって日本のB組最終順位が決定する。日本は3位から5位の各順位について可能性があり、各組上位4チームが出場する2次リーグ戦への進出の可否を待つことになる。

 第1セット、石川祐希のスパイクやブロックで得点し、日本がリードする展開に。中盤までは競り合いが続いたが、相手にミスもあり20-17と3点のリードを確保し終盤へ。しかし、ここからミスや不運な失点からイランに4連続得点を許し、日本は追う立場となった。そのままデュースに突入し、最後はイランに押し切られて26-28で第1セットを失った。
 髙野直哉や藤中謙也の巧打などで終盤まで競り合った第2セット、途中出場の久原翼ら全員でつなぎ、高橋拓也がブロックを決めて逆転。先に日本がセットポイントを奪った。ところがイランも譲らず、再びデュースへともつれ込んだ。日本は石川の奮闘でポイントしたが、ブロックカバー時に微妙なペネトレーションフォールト(パッシング・ザ・センターライン)の反則を取られ、結局27-29で第2セットも失ってしまった。
 後がない第3セット、日本は高橋健太郎がクイックやブロックを決めるも、相手のジャンプフローターサーブに乱されて、中盤から少しずつイランにペースを握られてしまった。日本も野瀬将平の好レシーブや藤中のブロックアウトなどで食い下がったが、終盤にはイランの高いブロックの前に行く手を阻まれてしまった。久原も懸命にポイントしたが、このセットは点差を詰め切れずに18-25でイランに奪われた。この結果日本はストレートでイランに敗戦。日本は1次リーグ戦3敗目を喫した。

〇1次リーグ戦 B組 順位表(8月25日終了時点)
1位 イラン (勝点9、3勝0敗)
2位 アルゼンチン   (勝点6、2勝1敗)
3位 日本  (勝点4、1勝3敗)
4位 メキシコ  (勝点3、1勝2敗)
5位 エストニア  (勝点2、1勝2敗)

【コメント】

〇佐幸法昭監督 「ハードな試合だった。第1、2セットの1点の競り合いの場面で取り切れなかった。あと一歩なのに、あと一歩が出てこないところがしんどい。大事なところでサーブレシーブが崩れ、ツキもなかった」 〇キャプテン・関田誠大選手   「第1、2セットは非常に惜しかったが、勝負どころでいつも通りにプレーできていない。最後の粘るところで一歩が届かなかった。(チームは)よくなってきているが、勝たないと意味がない。次からは負けられない戦いになるので、勝ちにいきたい」 

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8月24日 日本×アルゼンチン 1次リーグ戦(B組) 第3戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝2敗
0 26 20 26 - -
アルゼンチン
1勝1敗
3 28 25 28 - -

【第1セットのスタメン】

髙野 直哉 髙野 直哉 藤中 謙也 藤中 謙也 高橋

健太郎 高橋
健太郎
高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 石川 祐希 石川 祐希 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦第3戦で日本が対戦したのは、前日イランに敗れ黒星スタートとなったアルゼンチン。今日の試合で勝利して立て直したいのは、どちらのチームにとっても同じ状況と言えた。第1、3セットがデュースとなる接戦となったが、日本はあと一歩及ばず、ストレートでアルゼンチンに敗れた。次戦は8月25日(現地時間)17時より、昨年の第16回アジアジュニア男子選手権大会3位のイランと1次リーグ戦最終戦を戦う。

 日本は第1セット、高橋拓也と高橋健太郎の速攻や、これまで多用してこなかったセンターからのバックアタックを、髙野直哉や石川祐希が効果的に決めて得点。対するアルゼンチンも速攻やサイドのブロックを軸に日本のリードを許さず、競り合いを演じた。24-23と日本が先にセットポイントを握ったが、チャンスから相手にブロックと強打で逆転され苦しい展開に。26点まで追いすがるもミスが出てしまい、26-28で第1セットを失った。
 第2セット、野瀬将平や藤中謙也のレシーブを起点にチャンスをうかがっていた日本だったが、18-18の場面からミスが出た。終盤にアルゼンチンに流れを掴まれるとそのまま押し切られ、20-25でこのセットも失ってしまった。
 あとがない第3セット、またしても互いに譲らない競り合いが続いた。終盤、相手のミスと髙野のスパイクで22-20とリードした日本だったが、またしても決定機をものにできず、アルゼンチンにデュースへと持ち込まれた。高さを武器に追い込みをかけるアルゼンチン、粘る日本。しかし、26-27とアルゼンチンがマッチポイントを迎えると、勝負のジャンプサーブを絶妙のコースに打ち込まれて26-28。またしてもあと1点をものにできずストレートで敗れた日本は、悔しい1次リーグ戦2敗目を喫した。

【コメント】

〇佐幸法昭監督 「お互いに競っている時に、ミスでバランスを崩してしまった。そこが敗因。明日は(1次リーグ戦)最後のイラン戦。ベストパフォーマンスで挑む。チームとしてはよくなってきているところなので、もうひとふんばり。全力を尽くしたい」 〇キャプテン・関田誠大選手 「敗因はミスだと思う。試合内容としてはいいところもあったが、最後にラリーでミスがあり、我慢しきれなかった。前の2試合に比べてディグ(スパイクレシーブ)も上がってきたし、ワンタッチも取れていた部分はよかったと思う。明日も全力を尽くして頑張りたい」

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8月23日 日本×エストニア 1次リーグ戦(B組) 第2戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝1敗
2 29 23 25 24 8
エストニア
1勝1敗
3 27 25 19 26 15

【第1セットのスタメン】

髙野 直哉 髙野 直哉 今村 貴彦 今村 貴彦 高橋

健太郎 高橋
健太郎
高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第 17 回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)、開幕戦の勝利から一夜明けた8月23日の対戦相手はヨーロッパ代表のエストニア。日本は先に2セットを奪ったが、フルセットの末に敗れた。次戦は24日(現地時間)12時より南米の強豪・アルゼンチンと対戦する。

 いきなりもつれた第1セット、お互いに流れを掴みきれないまま終盤へ。エストニアにセットポイントを握られたが、久原翼がスパイクを決めてデュースに持ち込んだ。最後は高橋健太郎の速攻、そして髙野直哉らの3枚ブロックが決まり、29-27で日本が第1セット先取に成功した。
 このまま勢いに乗りたい日本だったが、第2セットも両者主導権を譲らない戦いが続いた。途中一歩抜け出したエストニアのミスを誘い、日本も追い上げを図ったが、エストニアに速攻で25点目を奪われ23-25。セットカウントは1-1のタイとなった。
 第3セットは切り替えた日本がスタートから先行。このセットのスタートから入った藤中謙也と石川祐希の強打や、ミドルブロッカー陣の活躍でリードを広げた。幅広いコンビでそのまま押し切ると、25-19で第3セットを奪取。1次リーグ戦2勝目に王手をかけた。
 続く第4セットも髙野のフェイントなどで12-8と日本がリードする展開となった。しかし、エストニアのジャンプフローターサーブに乱されて、スパイカー陣にミスが続いた。メンバーチェンジしても流れを変えることはできず、痛恨の9連続失点。エストニアに逆転を許してしまった。その後、必死で追い上げるも実らず、デュースの末に24-26でこのセットを失った。
 勝負の第5セット、一度乱れた日本の歯車が再び噛み合う前にエストニアのブロックが立ちはだかった。日本は5連続失点を喫したあとでも懸命に得点を重ねたが、あと一歩及ばず。8-15で第5セットを奪われ、エストニアにフルセットで敗れた。

【コメント】

〇佐幸法昭監督 「第4セットの詰めのところでのミスが痛い。第5セットもそのミスを引きずってしまった。ライトが攻撃面で機能していないため、きつくなっている。(1次リーグ戦の)あと2戦、勝つしかない」 〇キャプテン・関田誠大選手 「正直なところ負ける相手ではなかったと思うが、明日は切り替えるしかない。第1セットを競り勝って、第2セットに油断してしまった。第4セットはサーブレシーブから崩れてしまった」

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8月22日 日本×メキシコ 1次リーグ戦(B組) 第1戦

チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 23 29 25 25 -
メキシコ
1敗
1 25 27 17 16 -

【第1セットのスタメン】

髙野 直哉 髙野 直哉 今村 貴彦 今村 貴彦 高橋

健太郎 高橋
健太郎
高橋 拓也 高橋 拓也 関田 誠大 関田 誠大 藤中 謙也 藤中 謙也 野瀬 将平 野瀬 将平
(リベロ)

【戦評】

 第17回世界ジュニア男子バレーボール選手権大会(U-21)の初日、昨年のアジアジュニア男子選手権大会を制した日本は、1次リーグ戦B組の初戦でメキシコと対戦した。第1セットこそ落としたものの、第2セット以降は連取し、セットカウント3-1で大事な初戦を勝利した。次戦は、8月23日(現地時間)12時よりヨーロッパ代表のエストニアと対戦する。

 さすがに初日とあって両者硬さの見える立ち上がりの中、第1セットはメキシコがややリードしながら進んだ。追い上げる日本は高橋健太郎、高橋拓也の両ミドルブロッカーをはじめ今村貴彦、藤中謙也を絡めた幅広いコンビを展開したが、要所でミスが出て主導権を掴めない。終盤に連続得点を奪ったメキシコに逃げ切られ、日本は23-25で第1セットを落とした。
 第2セットは気を取り直した日本が髙野直哉や高橋拓也の活躍で先行したが、メキシコもすぐに連続得点。競り合いが続き、そのままデュースに突入した。一進一退の中、どちらも譲らなかったが、27-27から髙野のスパイク、そして途中から出場した久原翼のブロックが決まり、29-27でセット奪取。セットカウント1-1のタイに持ち込んだ。
 これでペースを掴んだ日本は、第3、4セットいずれも序盤から一気に流れを作って大きくメキシコを引き離した。高橋健太郎のサーブが効果を発揮すれば、リベロ野瀬将平の好守から、やはり途中出場の石川祐希が時間差攻撃を決めるなどして完全にリズムに乗った。山口頌平、冨永航一、兒玉康成を含め12名全員がコートに立ち、互いに支え合う全員バレーでいよいよ迎えたマッチポイント、最後は関田誠大のジャンプサーブが相手コートを切り裂き、セットカウント3-1で日本は本大会白星発進した。

【コメント】

〇佐幸法昭監督「今日の試合は硬かった。選手たちはナーバスになっていたが、最終的には全員がよく戦った。明日はもっと伸び伸びしたゲームができるようにしたい」     〇キャプテン・関田誠大選手「とりあえず勝ててよかった。一人一人が、意識して声を出そうとしたが、硬かったと思う。第2セット終盤で、抜け出したところからよくなっていった」

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