9月8日 日本×タイ
チーム |
セットカウント |
第1セット |
第2セット |
第3セット |
第4セット |
第5セット |
日本 4 |
3 |
25 |
25 |
25 |
- |
- |
タイ
3勝1敗 |
0 |
23 |
21 |
10 |
- |
- |
【第1セットのスタメン】
|
近江 あかり |
|
長岡 望悠 |
|
岩坂 名奈 |
|
平井 香菜子 |
|
宮下 遥 |
|
石井 優希 |
|
佐藤 あり紗 (リベロ) |
【戦評】
「FIVB世界選手権2014アジア男女最終予選 小牧大会」の女子最終戦。日本はFIVB世界ランキング12位のタイと対戦。昨日(9月7日)、小牧大会の上位2チームに与えられる世界選手権の出場権をタイとともに獲得していた日本。そのタイとの直接対決に若手中心で挑んだ日本は、ストレートで勝利。小牧大会1位での出場権獲得となった。
第1セット、日本のスターティングメンバーは昨年のロンドンオリンピック経験者がいない若手中心のメンバー。経験豊富なタイのコンビに食らいつく好レシーブから、宮下遥のトスで近江あかり、長岡望悠、そして石井優希らにつないで次々と得点したが、終始競り合いが続いた。後半には長岡のサービスエースなどで連続得点を挙げたが、タイもすぐに追いついてそのまま終盤へ。23-23からは長岡の一撃でラリーを制して24点目、最後はその長岡がブロックを決めて25-23。辛くも第1セットをものにした。
第2セットも息詰まる熱戦が展開された。両者ディフェンス力を十分に発揮する見応えのあるラリーを展開。岩坂名奈や平井香菜子の速攻で日本がわずかにリードした状態で中盤に差し掛かった。しかし日本のミスからタイも追いついて、16-16の同点に。そこから宮下が放ったサーブはエンドラインいっぱいに決まるエースとなり、ここから流れは少しずつ日本へ傾いた。佐藤あり紗や宮下、そして近江らが好レシーブを繰り返す一方、長岡が巧みなフェイントを織り交ぜてタイのレシーブを崩すことに成功。石井もサービスエースを決めると、近江、長岡がそれぞれ得点してタイの追い上げを振り切り、セットを連取した。
第3セットは、中盤以降タイをリズムに乗せることなく、日本の一方的なゲームとなった。平井や長岡が次々にラリーを制する活躍で、岩坂のサービスエースも絶妙に決まって波に乗る若手の火の鳥NIPPON。20点目からは、一度もサイドアウトを許さずマッチポイントを迎えると、最後は近江が技ありのサービスエースを決め、25-10。日本は結局1セットも落とすことなくストレート勝利を収めた。
■女子最終順位
1位:日本(4勝0敗)
2位:タイ(3勝1敗)
3位:ベトナム(2勝2敗)
4位:チャイニーズタイペイ(1勝3敗)
5位:オーストラリア(0勝4敗)
■9月8日(日) 女子試合結果
チャイニーズタイペイ-ベトナム 0-3(17-25、10-25、21-25)
日本-タイ 3-0(25-23、25-21、25-10)
【コメント】
○眞鍋政義監督
「この4戦は、非常に選手が集中していた。今朝早くに、東京オリンピック開催が決まったこともあり、今日は若いメンバーで構成したが、特にサーブと、長岡(望悠)の活躍がよかったと思う」
○キャプテン・木村沙織選手
「まず、チームの目標である“しっかり全勝で(世界選手権の)切符を獲る”ということが達成できてよかった。また今大会はメンバーが固定されず、皆がコートに立った上で結果が出たこともよかったと思う」
○長岡選望悠手
「昨日で世界選手権の出場は決まったが、今日はチーム力が高い相手だったので、自分のプレーをしっかりしよう、皆で一丸となって臨もう、と思った。得点を取るという自分の役割も、少しは果たせたかな、と思う」
TOPへ
9月7日 日本×オーストラリア
チーム |
セットカウント |
第1セット |
第2セット |
第3セット |
第4セット |
第5セット |
日本 3勝 |
3 |
25 |
25 |
25 |
- |
- |
オーストラリア
3敗 |
0 |
12 |
15 |
11 |
- |
- |
【第1セットのスタメン】
|
近江 あかり |
|
岩坂 名奈 |
|
木村 沙織 |
|
江畑 幸子 |
|
平井 香菜子 |
|
宮下 遥 |
|
佐藤 あり紗 (リベロ) |
【戦評】
「FIVB世界選手権2014 アジア男女最終予選 小牧大会」4日目、日本はオーストラリアと対戦した。オーストラリアはFIVB世界ランキングは103位でありながら今大会登録選手12名中7名が180cm以上という大型のチームである。日本は近江あかりをスタートからオポジットに起用するなど新しい布陣で挑んだが、危なげなくストレート勝利。本大会2位以上が確定し、来年イタリアで開催される世界選手権の出場権を獲得した。次戦は9月8日14時00分より、同じくこれまで3戦全勝のタイと同大会最終戦を戦う。
第1セット、日本は近江のフェイントや木村沙織のバックアタック、岩坂名奈のサービスエースなどで一気にリードを広げた。オーストラリアも単発では得点したが、江畑幸子のスパイクに平井香菜子や宮下遥のブロックも決まるなど、日本のペースは変わらなかった。木村に代わって入った石井優希も得点し、最後は岩坂が速攻を決め、25-12。オーストラリアに倍以上の点差をつけて第1セットを奪い取った。
このまま走りたい日本だったが、第2セットはオーストラリアにエースへボールを集める力強い攻撃を展開されてしまった。序盤で2-6とリードを広げられ、たまらず日本はタイムアウトを要求。その後は平井が幅のある攻撃を起点に反撃を開始した。ラリーから最後は石井が決めるパターンが続いて一気に逆転に成功すると、近江のスパイクでも得点を加えた日本。セット終盤にはセッター・宮下と息が合ってきた平井が連続でブロード攻撃を決めてオーストラリアを突き放した。さらに終盤に登場した長岡望悠もスパイクを決めて、25-15でこのセットをものにした。
インターバルを挟んでの第3セット、日本は長岡がオポジットに入った。両レフトは近江と石井が務める布陣で、スタートから長岡のスパイクやサービスエース、平井の技ありポイントなどでリードを奪った。宮下のサービスエースに加え、近江のスパイクも決まるなど、オーストラリアに反撃の機会をほとんど与えないまま終盤へ。平井に代えてピンチサーバーで木村を投入すると、木村がその期待にサービスエースで応えた。その後も好サーブでオーストラリアにサイドアウトを許さず、最後は長岡のバックアタックでゲームセット。25-11でこのセットを奪うと、タイとの最終戦を待たずに来年の世界選手権の出場権を手に入れた。
なおこの日ベトナムにストレートで勝利したタイも、世界選手権出場権を獲得した。
■9月7日(土) 女子試合結果
ベトナム-タイ 0-3(17-25、12-25、18-25)
日本-オーストラリア 0-3(25-12、25-15、25-11)
【コメント】
○眞鍋政義監督
「今年最大のミッションだった、世界選手権の切符を取ることができてほんとうにホッとしている。明日のタイ戦も勝って、4連勝してこの大会を終わりたい。来年のイタリア(世界選手権)でも、やるからには世界の頂点を目指してベストを尽くしたい」
○キャプテン・木村沙織選手
「今日で世界選手権出場を決めることができてよかった。チームとして課題はあると思うが、明日のタイ戦も必死に戦い、しっかり勝って4連勝したい」
○近江あかり選手
「(スタートポジションの)ライトはもともと、所属チームでもやったことがなくて不安もあったが、チャンスがある以上は思い切ってやった。明日も、どんな選手が出てもやることは変わらないと思うので、頑張りたい」
TOPへ
9月5日 日本×ベトナム
チーム |
セットカウント |
第1セット |
第2セット |
第3セット |
第4セット |
第5セット |
日本 2勝 |
3 |
25 |
25 |
25 |
- |
- |
ベトナム
1敗 |
0 |
9 |
16 |
20 |
- |
- |
【第1セットのスタメン】
|
新鍋 理沙 |
|
大竹 里歩 |
|
木村 沙織 |
|
石井 優希 |
|
平井 香菜子 |
|
橋本 直子 |
|
佐藤 あり紗 (リベロ) |
【戦評】
「FIVB世界選手権2014 アジア男女最終予選 小牧大会」2日目、日本はベトナムと対戦した。ベトナムはFIVB世界ランキング93位と格下ではあるものの、昨秋の第3回アジアカップ女子大会ではフルセットで日本を倒している新興チームである。日本は昨日からスターティングメンバーを3名入れ替えて臨み、ベトナムにストレートで勝利した。次は9月7日19時20分より、オーストラリアと対戦する。
この日の日本は昨日のチャイニーズタイペイ戦の反省を生かし、第1セットのスタートから石井優希、新鍋理沙らの活躍で大きくリードを奪った。さらに平井香菜子のサービスエースなどが決まりベトナムに大差をつけると、21-8の場面で近江あかりと長岡望悠を投入し攻守を固めた。最後はその長岡が時間差攻撃を決めて、25-9で第1セットを先取した。
第2セットに入ると、落ち着きを取り戻したベトナムにスタートからクイックやブロック、そしてサーブでポイントを奪われ、日本は追う展開となった。しかし新鍋、石井の得点ですぐに追いつくと、橋本直子のツーアタックも決まって逆転に成功。木村沙織もレフトから得点して、中盤にベトナムを引き離した。その後は再び近江と長岡がコートに入り、着実に点数を重ねた日本。最後は石井が力強くスパイクを決めて、25-16。日本が2セット連取に成功した。
続く第3セットも序盤は競り合う展開となったが、平井のブロックや石井のサービスエース、木村のフェイントなどが決まりペースを掴んだ。それでもなお日本は攻撃の手を緩めなかった。佐藤あり紗らの丁寧なパスから大竹の速攻で小刻みに得点し、橋本のサービスエースでだめ押し。そしてマッチポイントを決めたのは今日大活躍の石井。鮮やかなストレート打ちを相手コートに沈めて25-20。日本はセットを失うことなく今大会2勝目をものにした。
■9月5日(木) 女子試合結果
チャイニーズタイペイ-オーストラリア 3-0(25-15、25-19、25-22)
日本-ベトナム 3-0(25-9、25-16、25-20)
【コメント】
○眞鍋政義監督
「今日は選手たちが集中してプレーしてくれた。3-0で勝利したことは大きいと思う。次の(対戦相手である)オーストラリアは高さがあるので、全員バレーでベストを尽くす」
○キャプテン・木村沙織選手
「今日は昨日よりもミスが少なくてよかった。全員が自分たちの役割をしっかりできたのでよかったと思う。オーストラリア戦はディフェンスからしっかり戦いたい」
○石井優希選手
「昨日より相手ブロックには高さがあったが、攻撃のパターンを変えることができてよかった。あまりサーブレシーブをしない分、もっと得点しないといけない。(今日は)皆にカバーしてもらいつつ頑張った。またチーム一丸となって頑張りたい」
TOPへ
9月4日 日本×チャイニーズタイペイ
チーム |
セットカウント |
第1セット |
第2セット |
第3セット |
第4セット |
第5セット |
日本 1勝 |
3 |
25 |
25 |
25 |
- |
- |
チャイニーズタイペイ
1敗 |
0 |
19 |
15 |
10 |
- |
- |
【第1セットのスタメン】
|
新鍋 理沙 |
|
岩坂 名奈 |
|
木村 沙織 |
|
江畑 幸子 |
|
大竹 里歩 |
|
宮下 遥 |
|
佐藤 あり紗 (リベロ) |
【戦評】
「FIVB世界選手権2014アジア男女最終予選 小牧大会」、日本は初戦でチャイニーズタイペイと対戦した。日本は立ち上がり、流れに乗り切れない場面があったものの、第1セット中盤以降にリズムを掴むと、メンバー12名全員バレーでそのまま3セットを連取。大事な初戦を白星で飾った。日本は明日9月5日19時35分からの第2戦でベトナムと対戦する。
岩坂名奈のブロックポイントで始まった第1セット、日本は8-6で1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。しかし、チャイニーズタイペイも守備がよく、日本は3連続失点、その直後2連続失点を喫し、9-11とチャイニーズタイペイにリードを奪われた。ここで日本は岩坂に代えて平井香菜子を投入。その平井のブロード攻撃や、新鍋理沙のスパイクなどで再び12-11と逆転に成功した。しかし、今一つ流れを掴めない日本は、セッター・宮下遥に代え橋本直子、江畑幸子に代え石井優希を投入。すると、石井のダイレクトスパイクや大竹里歩のクイックなどで5連続得点を挙げ、20-14と大きくリードを広げた。リズムに乗った日本は、そのまま25-19で第1セットを先取した。
第2セット、日本は立ち上がりから平井、橋本、石井を起用。相手のミスや木村沙織のサービスエースで5-0とスタートダッシュに成功した。その後も日本は2枚ブロックや新鍋のサービスエースが決まり、10-3とリードを広げた。日本のミスでチャイニーズタイペイに3連続得点を許す場面があったものの、木村のスパイクや橋本のコースを狙った返球が決まるなどで、16-9で後半に突入した。その後も途中出場の長岡望悠と近江あかりのスパイクなどでリードを保つと、25-15で2セットを連取した。
第3セット、日本は4-4から佐藤あり紗の2段トスを新鍋理沙が決め、また石井が鋭いスパイクをコートにたたきつけるなど、5連続得点。9-4とリードを奪取した。主導権を握った日本は、この日チーム最多の11得点を挙げた大竹のクイック、ブロックの活躍でさらにリードを広げると、相手も自滅.。25-10で第3セットを奪い、ストレート勝利を収めた。
■9月4日(金) 女子試合結果
タイ-オーストラリア 3-0(25-17、25-15、25-17)
日本-チャイニーズタイペイ 3-0(25-19、25-15、25-10)
【コメント】
○眞鍋政義監督
「絶対に負けられない4試合、今日の立ち上がりは硬かった。(セットカウント)3-0で勝ってホッとしている。(明日対戦する)ベトナムはミドルブロッカーがいいので、警戒している。サーブで攻めてブロック、ディフェンスで勝負したい。調子のいい選手からコートに入れようと思っている」
○木村沙織選手
「(世界選手権)最終予選の負けられない試合が始まった。大会に合わせてみんないい準備ができているので、(コンディションは)いいと思う。今日はミスも多かったが、全員がコートに立って出られたのがよかった。まだまだ試合は続くので、全員で、誰が出ても同じバレーができるように、総合力で頑張りたい」
○石井優希選手
「個人的には硬かった部分もあるが、明日につなげられるいい試合だったと思う。今日の相手は身長は低かったが、世界と戦う上では、下に打っても(ブロックに)捕まってしまうので、ブロックを利用することやコースに打つことを意識していた」
TOPへ